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『きよく正しい良心の育成』

前略、パウロ愛兄(46)2017.1.30

『きよく正しい良心の育成』

ローマ人への手紙2:14

「律法を持たない異邦人が、生まれつきのままで律法の命じる行ないをするばあいは、律法を持たなくても、自分自身が自分に対する律法なのです。」

前略、パウロ愛兄

律法を持たない異邦人とは、モーセの律法が与えられたユダヤ人以外の民族です。その人たちには、律法はありませんが、善い行いをする自分自身が律法であると、パウロ兄は言うのですね。つまり、良心が律法であると。

聖書も良心のことを記述しています。使徒の働きでは「そのために、私はいつも、神の前にも人の前にも責められることのない良心を保つように、と最善を尽くしています。」(24:16)とあり、これはパウロ兄の言葉です。また、兄は、テモテへの手紙では、「正しい良心」(1テモテ1章)「きよい良心」(3:9)という言葉を使っておられます。

また、「弱い良心」という表現もあり、良心自体は聖霊の力を借りて、きよく正しいものになっていくのではないでしょうか。兄もローマ書9章で、「私はキリストにあって真実を言い、偽りを言いません。次のことは、私の良心も、聖霊によってあかししています。」(1)と言っていますし、ヘブル書の著者も「まして、キリストが傷のないご自身を、とこしえの御霊によって、神におささげになったその血は、どんなにか私たちの良心をきよめて死んだ行ないから離れさせ、生ける神に仕える者とすることでしょう。」(9:14)

私たちは、イエス・キリストを救い主と信じ受け入れて、内住される聖霊によって、良心がきよく正しいものとされ、私たちの善悪の判断になっているのです。当然そのことは全てイエス様でありご聖霊の働きによるものです。私たちは、もっとイエス様・聖霊様に私たちの良心をもっと清め正しい方向に導いていただくよう祈るべきではないでしょうか。

今夜の学びもありがとうございました。

草々