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メッセージ主題:『御言葉に聞き入ることの大切さ』

通年主日親子礼拝主題:『イエス・キリストの生涯』

2018年1月14日

礼拝前祈祷:9:30 「主をほめる、主を讃える、静まりの」祈り

礼拝:10:00

賛美: 新聖歌420「雨を降り注ぎ」

賛美: 今月のワーシップソング 「Glorify Thy Name」

使徒信条: 新聖歌p.826

交読: 交読文7:詩篇第23篇:新聖歌p.884-885

祈り: 「神様からのメッセージを待ち望む」祈り

賛美: 新聖歌203「ああイエス君 こよなき友よ」

 

聖書拝読:ルカの福音書10章38節~42節(新改訳聖書)(輪読)

中心聖句:

「彼女にマリヤという妹がいたが、主の足もとにすわって、みことばに聞き入っていた。」(39)

 

メッセージ主題:『御言葉に聞き入ることの大切さ』

 

おはようございます、そしてお帰りなさい。

 

先週は、『あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ』と題して、イエス様の良きサマリヤ人の譬えを中心に、私たちの隣人とはだれであるのかを考えるよう、導いていただきました。今朝は、『聞き入ることの大切さ』と題して、マルタとマリヤ姉妹の気持ちを考えながら、主に対する私たちの信仰の姿勢を学ばしていただきたいと思います。

 

まず、お祈りいたしましょう。(祈り)

 

イエス様と弟子たちは、ベタニヤというエルサレムから南東に3キロほどくだったところにある村に入られ、マルタとマリヤ姉妹とその弟ラザロの住む家に迎えられます。この聖書の箇所では、妹マリヤはイエス様の足もとに座って、御言葉に聞き入っていました。一方、姉のマルタはイエス様一行をもてなそうとして忙しくしていました。今、時の人であるイエス様を迎え入れたのですから、粗相のないようにと精一杯のもてなしをしようとしていました。ところがマリヤの方は、姉を手伝うどころかイエス様の話に夢中です。マルタもイエス様の話をお聞きしたいのですが、やはり接待が気になります。そこで、マリヤに手伝うように言いますが、イエス様がマルタに優しく声をかけます。「マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。」(41-42)

 

教会では、この聖書の箇所から、よくマリヤの「御言葉に聞き入る」という姿勢を重視いたします。だからと言ってマルタのもてなしの心が悪いわけではありません。ただ、何を優先させるかということなのです。そして、これは本当に重要なことなのです。例えば聖会を計画したとします。聖会が大きくなればなるほど、働き人が必要となります。メッセージをされる先生のお世話をする方、受付会場係、交通整理案内係、音楽部隊、録音録画照明関係者などなど、裏方の働き手はいつも大変です。当然、全員祈って祈って祈り込んで、当日を迎えます。一人でも多くの方が来場され、メッセージを聞き、聖霊に満たされ、主の御前にへりくだることを主に期待しつつ、それぞれの役割をはたすのです。そして、自らがちゃんとメッセージを聞く事ができなくても、自分の仕事をやり遂げたことに対する主への感謝で満ちあふれるのであります。私も裏方を何度も経験していますから、この達成感と主への感謝と、来場者の方々の心が開かれますようにという祈りとで満たされた感覚をよく味わいました。

 

しかし、私は、裏方の人で、その日のメッセージが真に必要な人がいなかっただろうかと思うことがあります。私は欲を言えば、裏方も全員がそのメッセージを聞き入ることができる仕組みを作ることが許されるのなら、それが一番だろうなと思うわけです。おもてなしのマルタもいっしょになって聞ける、聞き入ることができる、そして共に聖霊の満たしにあずかることが理想だと思うのです。

 

これが出来ていますのは、普段の教会の礼拝ではないでしょうか。教会の礼拝でも、礼拝の奉仕者はいらっしゃいますが、礼拝のメッセージは、出席者も奉仕者も同じように聞き入ることができます。ですから、普段の礼拝がいかに大切であるかということがお分かりいただけると思います。聖会や大会は一つのきっかけでしかありません。勿論、聖会や大会が必要があるから行なわれるのでありますから、これも大切ですが、霊性を高め保つには、主日ごとの礼拝に聞き入ることがもっと大切なのであります。当然、毎日のディボーションという静まりの時(聖書通読、祈り、黙想)を持つことの大切さは言うまでもありません。

 

マリヤはイエス様のはなしに聞き入ったのです。では、逆に、皆さんは礼拝においてメッセージを聞き入っていますでしょうか。聞きながら他のことを考えていませんでしょうか。例えば、「お腹減ったな、今日のお昼何食べようか」とか、「明日のテスト勉強、はやく帰ってしよう」とか、「今週の仕事の段取りが心配だ」とか。心配すればいくらでも雑念が出て来ます。これは、皆さんを責めているわけではありません。雑念が出てきてしまうような、また、眠たくなるような単調なメッセージしかできない私を責めているのです。主の御言葉に力があるはずでありますのに、それを邪魔する私自身の信仰の未熟さに、イエス様に、そして皆さんに申し訳なく思うわけであります。どうか、この拙き者のために祈ってください。そして、聖霊に満たされて、御言葉が語れますように、皆さんがその御言葉に聞き入ることができますように、祈って下さい。私も祈ります。そして、ともに御言葉に聞き入る礼拝をささげることができ、共に喜びを分かち合えるものとさせていただきましょう。

 

聖書には描かれていませんが、今朝のマンガ聖書物語の箇所では、マルタもおせったいの手を止め、一緒になってイエス様のことばに耳を傾けようとするところが最後に描かれています。そう、全ての手を止め、雑念を排除し、共に「御言葉に聞き入る」ことの恵みを共有することこそ、私たちの幸せであり、聞く私たちが御言葉によってつながり、イエス様を中心とした強いきずなで結ばれることになるのです。「御言葉に聞き入る」ことをもっと大切にさせていただきましょう。

 

今から黙想をいたします。今日のイエス様からのメッセージを振り返りながら、今日のもう一つの御言葉を中心に黙想してみてください。「主は答えて言われた。『マルタ、マルタ。あなたは、いろいろなことを心配して、気を使っています。しかし、どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。彼女からそれを取り上げてはいけません。』」

 

(3分間黙想)

 

お祈りをいたします。愛する天のお父さま、今朝は、あなた様の御言葉に聞き入ることの大切さを学ばせていただきました。「聞く事は信仰の始まり」ですが、どうかただ単に「ことばを聞いている」のではなく、「御言葉に聞き入って」、それが、私たちの心にとどまりますように、どうか私たちをこれからもお導きください。今日のメッセージを感謝いたします。

主イエス・キリスト様の御名により、皆さまのお祈りと合わせまして、このお祈りを御前におささげいたします。アーメン。

 

賛美: 新聖歌396「慕いまつる主の」

賛美: 今月の歌・新聖歌135「御霊は天より」

今月のワーシップソング「Glorify Thy Name」

「主の祈り」(新聖歌p826)

頌栄:新聖歌63「父御子御霊の」

祝祷:2コリント13:13

アーメン四唱:新聖歌57.7

 

Glorify Thy Name

(Words & Music by Donna Adkins)

 

Father, I love You,

I praise You,

I adore You,

Glorify Thy name in all the earth.

Glorify Thy name,

Glorify Thy name,

Glorify Thy name in all the earth.

 

(Jesus)

(Spirit)

 

praise: 賛美する、ほめたたえる

adore: あがめる

glorify: 栄光をたたえる、賛美する

Thy: あなたの、なんじの

in all the earth: 全地で

Spirit: 聖霊