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メッセージ主題:『生ける水の川:霊による再創造』

通年主日親子礼拝主題:『イエス・キリストの生涯』

2018年1月21日

礼拝前祈祷:9:30 「主をほめる、主を讃える、静まりの」祈り

礼拝:10:00

賛美: 新聖歌206「飼い主わが主よ」

賛美: 今月のワーシップソング 「Glorify Thy Name」

使徒信条: 新聖歌p.826

交読: 交読文8:詩篇第24篇:新聖歌p.885

祈り: 「神様からのメッセージを待ち望む」祈り

賛美: 新聖歌170「マジェスティ」

 

聖書拝読:ヨハネの福音書7章37節~53節(新改訳聖書)(輪読)

中心聖句:

「わたしを信じる者は、聖書が書いているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れでるようになる。」(38)

 

メッセージ主題:『生ける水の川:霊による再創造』

 

おはようございます、そしてお帰りなさい。

 

先週は、『御言葉に聞き入ることの大切さ』と題して、マルタとマリヤ姉妹の気持ちを考えながら、主に対する私たちの信仰の姿勢を学ばしていただきました。今朝は、『生ける水の川』と題しまして、私たちの心に生まれる「生ける水の川」の働きについての理解を導いていただきたいと思います。

 

まず、お祈りいたしましょう。(祈り)

 

イエス様は大声でおっしゃいました。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。」(37)この御言葉で思い出すのが、サマリヤの井戸端での女とのやり取りです。そこでも同じようにおっしゃいます。「この(井戸の)水を飲む者はだれでも、また渇きます。しかし、わたしが与える水を飲む者はだれでも、決してかわくことがありません。わたしが与える水は、その人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。」(ヨハネ4:13-14)この二つの言を比べて分かりますことは、「生きた水」は「永遠のいのちへの水」であるということ、また「生きた水」は、その人の心の内で泉となって湧き出て、川となるということであります。

 

そして、39節では、「イエスを信じる者が後になってから受ける御霊のことを言われたのである」と記されています。「生きた水」とは御霊、つまり聖霊のことであります。ヨハネ3:5-6では、イエス様は次のようにもおっしゃいます。「人は、水と御霊によって生まれなければ、神の国にはいることができません。肉によってうまれた者は肉です。御霊によって生まれた者は霊です。」 神の国に入るとは永遠のいのちにあずかることを意味します。しかし、私たちは肉によって生まれた者です。ですから、どうしても神の国にはいり、永遠のいのちにあずかることはできません。しかし、そのことが可能になる方法がひとつあります。それが、イエス様のもとに行き、イエス様からの生ける水をいただくことです。ここでもその水はすでに解決済の「御霊」のことです。しかし、私たち肉の存在が、どのようにして御霊によって生まれることができるのでしょうか。それは、「イエス様のもとに行く」ことが鍵となります。「イエス様のもとに行く」とは、イエス様を救い主と心から信じることです。そうすれば、御霊が下って私たちの心の内に住まわれるのです。

 

パウロは次のように述べます、「もし神の御霊があなたがたのうちに住んでおられるなら、あなたがたは肉の中にではなく、御霊の中にいるのです。」(ローマ8:9) 御霊は私たちのこころの内に住まわれて、霊的に、私たちをいわば再創造されるのです。 パウロの言葉をもう少しつづけます。「もしキリストがあなたがたのうちにおられるなら、からだの罪のゆえに死んでいても、霊が、義のゆえに生きています。もしイエスを死者の中からよみがえらせた方の御霊が、あなたがたのうちに住んでおられるなら、キリスト・イエスを死者の中からよみがえらせた方は、あなたがたのうちに住んでおられる御霊によって、あなたがたの死ぬべきからだを生かしてくださるのです。」(10-11) 私たちは肉的存在でありますが、キリストの霊によって、わたしたちの死ぬべきからだを生かして下さる、霊的なる再創造がはじまるのであります。

 

そして、一度キリスト・イエスを受け入れ、この生ける水を飲めば、内にその水は泉となり川をつくって、私たちは霊的な渇きを感じることはなくなり、霊的な再創造により、私たちは主のものとして、主のしもべとして生まれ変わることができるのです。そのために、聖霊が生きて働いてくださるのです。

 

マンガ聖書物語には、最後に「ニコデモ」というパリサイ派のユダヤ人の指導者でも教師でもある人がでてきます。この人はパリサイ人にも関わらず、イエス様の人格と教えにひきつけられた誠実な人でありました。ニコデモはヨハネの3章では、イエス様のおっしゃる「あなたがたは新しく生まれなければならない」という言葉に「どうして、そのようなことがありうるでしょう」とイエス様に問います。彼は、この問いに対する答えをうすうす気がついていたのではないでしょうか。しかし、どうしてもこの質問をせざるを得なかったのです。ニコデモは心の中で、イエス様こそキリストではないかと感じつつも、パリサイ派の教師と言う立場に揺れ動いていたのかもしれません。イエス様から直接に答えをお聞きしたかったのです。「だれも天に上った者はいません。しかし天から下った者はいます。すなわち人の子です。モーセが荒野で蛇を上げたように、人の子もまたあげられなければなりません。それは、信じる者がみな、人の子にあって永遠のいのちを持つためです。」(ヨハネ3:13-15) 律法を遵守し、行ないによって救いにあずかろうとするのではなく、イエス様を信じる信仰によって救われ、永遠のいのちをあずかることができる、そのことをニコデモは知りたく思い、また納得したかったのではないでしょうか。

ルカの使徒の働きの記述には、イエス様復活後、パリサイ派の者で信者になった人々がいると報告されています。(15:5) わたしは、ニコデモもその一人であってほしいと願うのであります。

 

今から黙想をいたします。今日のイエス様からのメッセージである、「生ける水と霊的再創造」のことを想いつつ、聖霊に黙想を導いていただいてください。イエス様を信じ受け入れなければ、あなたは何も変わりません。霊的なる再創造を願いましょう。聖霊に働いていただき、そのことを成就するように、主に聞き従いましょう。

 

(3分間黙想)

 

お祈りをいたします。愛する天のお父さま、今朝は、常にイエス様のみもとに行くということの大切さ、生ける水の川の働きについて学ばせていただきました。どうか、朝ごと夜ごとに霊的な再創造が進みますよう、私たちを従わせてください。

主イエス・キリスト様の御名により、皆さまのお祈りと合わせまして、このお祈りを御前におささげいたします。アーメン。

 

賛美: 新聖歌198「God Bless You」

賛美: 今月の歌・新聖歌135「御霊は天より」

今月のワーシップソング「Glorify Thy Name」

「主の祈り」(新聖歌p826)

頌栄:新聖歌63「父御子御霊の」

祝祷:2コリント13:13

アーメン四唱:新聖歌59.7

 

Glorify Thy Name

(Words & Music by Donna Adkins)

 

Father, I love You,

I praise You,

I adore You,

Glorify Thy name in all the earth.

Glorify Thy name,

Glorify Thy name,

Glorify Thy name in all the earth.

 

(Jesus)

(Spirit)

 

praise: 賛美する、ほめたたえる

adore: あがめる

glorify: 栄光をたたえる、賛美する

Thy: あなたの、なんじの

in all the earth: 全地で

Spirit: 聖霊