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メッセージ主題:『御霊のからだ』

ぶどうの木キリスト教会

礼拝シリーズ主題:『コリント人への手紙 第一』

2019時年10月27日

礼拝前祈祷:9:45 「主をほめる、主を讃える、静まりの」祈り

礼拝:10:00

賛美: 新聖歌145「栄えに満ちたる」

使徒信条: 新聖歌p.826

賛美: 今月のワーシップソング 「すべてにまさる愛」

交読: 交読文32:詩篇 第103篇:新聖歌p.905-906

十戒:末ページに記載

祈り: 「神様からのメッセージを待ち望む」祈り

賛美: 新聖歌135「御霊は天より」

聖書拝読:コリント人への手紙第一15章35-49節(新改訳聖書)

中心聖句:

「私たちは土で造られた者のかたちを持っていたように、天上のかたちをも持つのです。」(49)

メッセージ主題:『御霊のからだ』

おはようございます、そしてお帰りなさい。

できるだけ、主の言葉に耳を傾け、聞きながら黙想してみてください。「聞く」ということを大切にしてみましょう。

先週は、『愛ある預言』と題しまして、お話をさせていただきました。

第一コリント第14章は、預言と異言のことについて述べられています。なぜなら、当時コリント教会での感心が極度に「異言」にあったからです。異言は、神様との天使の言葉による個人的な会話であって、個人の徳を高めるものですが、預言は、神の言葉を取り次ぐもので、教会の徳を高めるとパウロは述べています。そして、教会内での異言には消極的であり注意を払う必要があると説きます。なぜなら、異言そのものでは、通訳者がいない限り、誰一人としてその内容は分からないからです。そして、その通訳者は一人ではなく、複数の人が必要だとも言われています。一方、パウロが預言の賜物を求めるように奨励しています。なぜなら、それは教会が世に働きかけをするために、時に適って必要だからです。預言は教会のかじ取りに必要であり、教会運営には欠かせないものです。先週は、この賜物である預言のことについて、主に導いていただきました。

今朝は、『御霊のからだ』と題しまして、お話をさせていただきます。

第一コリント第15章は、おもに死者の復活と復活の体のことが記されています。キリストは死を克服し復活されました、それも新しい体でです。パウロはこの章で、キリストが復活されたことを信じなければ、キリストを信じることはむなしいと訴えます。死者の中からよみがえって、永遠のいのちを得、それにふさわしい体を持つようになります。それは、御霊のからだでもあります。地上での肉のからだではなく、天上での御霊のからだなのです。今日は死からの復活とその復活後の永遠のいのちをもつからだのことについて思いをめぐらして行きましょう。

短くお祈りいたします。(祈り)

コリントの教会には、ギリシヤ人もいて、その人たちの中には、霊魂の不滅を信じるが、体の復活を信じない人がいました。15章は主にその人たちに語りかけています。キリストが死者の中からよみがえって、使徒たちをはじめ五百人以上の方々に現われたことを語り、イエス様のよみがえりは事実であることを強調しています。そして、話は、よみがえった時の、姿かたちはどのようなものであるのかということに移行していきます。

パウロは地上のからだと天上のからだとは異なっていると説きます。おのおのの栄光が違うのです。両方のからだとも神が造られたものですから、神の栄光が現われるように造られています。地上のからだは、罪ゆえに、朽ちる存在ですが、朽ちる中にも、神を求め、神を感じ、神を知り、神をほめたたえることができます。「最初の人アダムは生きた者となり」ましたが(45)、罪ゆえに、何かを失い、神との断絶が起りました。その何かとは、神様との絆でもあったでしょう。失くしたものは、より尊く感じ、よりそれを得んとします。それが神を求める気持ちであります。しかし、その求めは、ちょうど空気をつかむように、むなしいものでありました。しかし、イエス様によって、神との和解がなされ、イエス様を通して神を知ることができるようになりました。神との絆が復活したのです。イエス様を通して、神に栄光を帰することを覚えました。

天上のからだの栄光とは、まさに神とひとつにされているということです。キリストとの共同相続人であること自体が神に栄光を現わしていることになります。永遠のいのちや神の平安や喜びを朽ちない御霊のからだをもって表現できるのです。からだと言っても、御霊のからだですから、地上でのからだとは異なり、変幻自在なのかもしれません。

イエス様をみてください。イエス様が死人のうちから復活された時、イエス様は、手と脇腹の傷を弟子たちに見せました(ヨハネ20:20)。地上でのからだの面影があるのです。しかし、ガリラヤ湖畔では、弟子たちはイエスであることは分かりませんでした(ヨハネ21:4)。また、エマオの道を急ぐふたりの弟子たちの前に現れたイエス様は、彼らには目がふさがれていて、イエス様だと気がつきませんでした(ルカ24:16)。変容されていた可能性があります。このように天上のからだは御霊のからだでありますから、私たちには、測り知れないものなのです。私たちは、地上のものさしで、御霊のからだを計ってはいけないのです。

地上のこの肉のからだも神様がお造りになられたのですから、非常に素晴らしいものです。非常に精巧にかつ、柔軟に造られています。しかし、天上の霊のからだはそれ以上なのです。パウロは次のように描写しています。「朽ちるもので蒔かれ、朽ちないものによみがえらされ、卑しいもので蒔かれ、栄光あるものによみがえらされ、弱いもので蒔かれ、強いものによみがえらされ、血肉のからだで蒔かれ、御霊に属するからだによみがえらされるのです。」(42-44)天上では、今よりもはるかに優れたからだ、朽ちない、天上での生活にふさわしい御霊のからだが与えられるのです。病気に打ち勝ち、老いに打ち勝ち、死に打ち勝つからだがいただけるのです。「死のとげは罪であり、罪の力は律法です。しかし、神に感謝すべきです。神は、私たちの主イエス・キリストによって、私たちに勝利を与えてくださいました。」(56-57)とパウロが述べるとおりです。罪なき勝利のからだがいただけるのです。

では、私たちは、この天上での輝かしい御霊のからだをなるべく早くいただけることを期待しつつ、そのことだけを考え、天を見あげて生活すればよいのでしょうか。私はそれは、主であるイエス様のみ旨ではないような気がするのです。主イエス・キリストを信じる者には、すでにイエス様の分身とも言える聖霊様がくだってきて、私たちの心の中にお住まいです。そして、聖霊様は神の平安と喜びを私たちに、絶え間なく湧きあがる泉のように提供してくださるお方です。つまり、私たちは、天上で味わえる平安と喜びを、今、この地上において味わえるのです。いわば、天の平安と喜びのおためし期間に、今、私たちは置かれているのです。そのお試し期間を十分ためさないと、そのチャンスをくださった神様に失礼ではないでしょうか。そして、そのお試し期間のチャンスをくださった神様には、私たちそれぞれに目的をお持ちです。私たちに共通する神様の目的は、イエス様の証びととなることです。イエス様をお伝えすることです。なにも、一生懸命、伝道しなさいと言っているのではありません。それも必要ですが、キリストの香りを放つ者であることが、一番の目的ではないでしょうか。つまり、イエス様を喜んでること、感謝すること、私たちが救われた喜びを、どんな状況下でも表せること、そして神様に栄光をお返しすることが、神様の目的なのであります。もちろん、その喜びには平安が伴います。神様の平安と喜びは、コインの裏表のようなものです。切り離せません。

私たちは、天における希望のからだがいただけることを確信しつつ、天上で100%楽しむことのできる喜びと平安を、今、この地上で、お試し期間として味わい、キリストの香りを放つものとさせていただきましょう。天国長屋の八さん、熊さん、お二人にとって、天上での御霊のからだってどんなイメージでしょうか。

――――――――――

熊: 今が天上の平安と喜びのお試し期間、いいねぇ。でも、そうだよな。俺たちゃ、天上でいただける御霊のからだは、どんなものなのか具体的にはわからねぇ。ただし、この平安と喜びだけはお試しとして味わえるんだから、まあそれにみあうからだなんだろうねぇ。

八: 俺はよう、今の今まで、天でいただける体は、理想的なイケメンを想像してたぜ。脚が長くて、ガタイもしっかりしていて、こう逆三角形でよ、顔も小さいんだ。鼻筋もスーッと通ってて、目もキンキラキンって輝いてよ。指もピアノでも弾こうかというぐらいかっこよくて、それに(においながら)魚臭くねぇ。

熊: それって、今のおまえの真逆のからだじゃねぇか。八、おまえコンプレックスのかたまりだなぁ。

八: この体で永遠のいのちいただいても、ちっとも楽しくないからな。この次、体をいただいたら、もう二度と変わんねぇんだぞ。

熊: じゃあ、そんなかっこいい理想のからだ、いただいて、おめぇどうするんだ。

八: そりゃ、女の人にもててよ、デートなんか楽しくして、、、映画館のあとに、スタバに行って、今だったら、ハロウィンダークナイトプラペチーノってのを頼んでみたりして。

熊: 八、お前の天国、すごく世俗的だなぁ。それにハロウィンダークなんとかってなんだ。飲み物かい。

八: ハロウィンダークナイトプラペチーノ。そうだと思うぜ、写真にはストローがさしてあったからよ。この前、スタバを通り過ぎた時に、ちらっとポスター見ただけなんだけどな。

熊: でも、それはこの世のものじゃねぇか。天の御国では、そんなものあるとは思えねぇし。第一、男と女の区別もあるのかどうか分からねぇぜ。

八: じゃあ、みんな、男女みたいなものかい。

熊: 八、おまえ、あくまでも世俗的だなぁ。まるで復活はないと言ってたサドカイ人がイエス様を困らせようとして質問したのと同じじゃねぇか。

八: なんだよそれ。あのあれだろ、七人の兄弟に嫁いだ一人の女の人は、復活の時にはだれの嫁さんですかってやつだろ。

熊: そうさ。イエス様の答え、覚えてねぇか。こうだぜ、「そんな思い違いをしているのは、聖書も神の力も知らないからです。復活の時には、人はめとることも、とつぐこともなく、天の御使いたちのようです。」(マタイ22:29-30)っておっしゃった。天の御使いは男でも女でもねぇんだよ。

八: じゃ、俺たちもいずれは、天の御使いのようになれるんだ。

熊: だろうな。でも世俗的に、天の御使いをイメージしちゃぁダメだぜ。なにせ、御霊のからだなんだから。俺たちの想像をはるかにこえているんだからな。

八: 分かったよ。じゃあ、ハロウィンダークナイトプラペチーノのはあきらめて、コンビニの100円コーヒーにするよ。

熊: 八!

八: じょうだんだよ、じょうだん。

――――――――――

八さん、熊さん、ありがとうね。八さん、そんなに、ハロウィンダークナイトプラペチーノが飲みたいんだったら、私がスタバ、おつきあいしますよ。、、、ん? はいはい、もちろん、私がおごりますから。三人でいっしょにいきましょう。

ま、スタバでの交わりはさておき、天上での御霊のからだは、具体的なイメージをつくるのはよしたほうがいいでしょう。天の御使いのようであるとしたら、私たちはもうその時点で、私たちの容姿にこだわることはありません。それに「何を着ようか、何を食べようか」と心配する必要もないのです。こだわりや悩みから解放されているのが天の御国ですから。

それよりも、今は、天の御国の喜びと平安のお試し期間です。それらを味わってみてください。求めてみてください。私たちは、すでに聖霊様という天国切符はいただいています。そこは心配ないのです。ですから、御国に期待しつつも、今、イエス様との親しい交わりを大切にし、天の御国の平安と喜びを味わいつつ、キリストの香りを放つ者とさせていただきましょう。スタバのハロウィンダークナイトプラペチーノでも、コンビニの100円コーヒーでも、いいじゃないですか。胸にイエス様を秘めて、すべてに感謝しつつ、人と交わって、イエス様を証ししていきましょう。イエス様を喜んでいるあなた自身を皆さんに見ていただきましょう。そして、共に御国の平安と喜びにあずかるものとさせていただきましょう。

ただいまより3分間、黙想をいたします。まず、創造の神、主の御名をあがめ、「天のお父さま、アバ、父」と呼べる幸いに感謝いたしましょう。今朝の「御霊のからだ」という神様からのメッセージで、学ばれたこと、また導かれたことをもう一度振り返ってみてください。すでに「御霊のからだ」をいただける約束はいただいています。今は、主を喜ぶこと、そして喜びと平安のお試し期間を楽しむことが大切です。喜んで、イエス様を証しする者とさせていただきましょう。

黙想の前に、ヨハネの福音書10章27-28節のイエス様のお言葉をお読みいたします。

「わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。」

(3分間黙想)El Shaddai

お祈りいたします。愛する天のお父さま、今朝の導きを感謝いたします。今朝は「御霊のからだ」と題しまして、あなた様からメッセージをいただきました。私たちが、常に天の御国での希望を抱きつつ、今、平安と喜びを味わい、主を証しするものとさせてください。回りの人々と共に、イエス・キリストを喜ぶように導いて下さい。また、そのように求めさせてください。

この祈りを、主イエス・キリスト様の御名により、今朝の導きに感謝しつつ、皆さまのお祈りと合わせまして、御前におささげいたします。アーメン。

賛美:新聖歌303「安かれ わが心よ」

賛美: 今月のワーシップソング「すべてにまさる愛」(献金の時)

献金の祈り

「主の祈り」(新聖歌p826)

頌栄:新聖歌63「父御子御霊の」

祝祷:民数記6:24-26、2コリント13:13、エペソ3:14-21

アーメン四唱:新聖歌59.7

黙想時の歌

El Shaddai

https://www.youtube.com/watch?v=6-7v6dqxeFs&list=RDXIk0_WWIvU8&index=10

今月のワーシップソング「すべてにまさる愛」♬

すべてにまさる

すべてにまさる

すべてにまさる

あなたのあい

https://www.youtube.com/watch?v=8_-BaA1zLyw

 

●十戒

あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。

あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。それらを拝んではならない。それらに仕えてはならない。

あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。

安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。

あなたの父と母を敬え。

殺してはならない。

姦淫してはならない。

盗んではならない。

あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。

あなたの隣人の家を欲しがってはならない。