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メッセージ主題:『神による相続人』

ぶどうの木キリスト教会

礼拝シリーズ主題:『ガラテヤ人への手紙』

2020時年3月1日

礼拝前祈祷:8:45 「主をほめる、主を讃える、静まりの」祈り

礼拝:9:00

賛美: 新聖歌166「威光・尊厳・栄誉」

使徒信条: 新聖歌p.826

賛美: 今月のワーシップソング 「静まって知れ Still」(末ページに記載)

交読: 交読文46:詩篇 第148篇:新聖歌p.916-916

十戒: 末ページに記載

祈り: 「神様からのメッセージを待ち望む」祈り

賛美: 新聖歌316「御言葉なる」

聖書拝読:ガラテヤ人への手紙4章1節~7節(新改訳聖書)

中心聖句:

「ですから、あなたがたはもはや奴隷ではなく、子です。子ならば、神による相続人です。」(7)

メッセージ主題:『神による相続人』

おはようございます、そしてお帰りなさい。

できるだけ、主の言葉に耳を傾け、聞きながら黙想してみてください。「聞く」ということを大切にしてみましょう。

先週は、『キリストを着る』と題しまして、神様からのメッセージをいただきました。

ガラテヤ書の3章は、2章につづいて、「律法か信仰か」と救いの基本を論じ、後半部分では、「信仰者は神の子どもである」ことを唱えています。ガラテヤ教会では、他の諸教会と同じように、ユダヤ民族の律法を重んじることが、ユダヤ人信仰者によって横行していました。それを危惧したパウロは、口が酸っぱくなるほど、「救いはイエス・キリストに対する信仰のみである」ことを、信仰の父であるアブラハムを引き合いに出して、信徒の方々を諭しています。その中で、私たちは律法の奴隷ではなく、信仰によって、神の子であり、アブラハムの子孫であり、約束による相続人であると励ましています。先週は、その励ましの部分から、「キリストを着ることによって、神の子どもとなった」ことを学ばせていただきました。

今朝は、『神による相続人』と題しまして、神様からのメッセージをたまわります。

ガラテヤ書の4章は、3章の後半部分で説かれていました、「神の子ども」のことを論じています。そして、神の子どもなら、もうすでに養育係の律法のもとにはいないことを強調し、律法の下にもどろうとする人々に注意喚起を促しています。

私たちは神の子であるがゆえに、父なる神の全てを、子として相続できると主張しています。今朝は、その「神の子としての相続」を主から教えていただきます。

短くお祈りいたします。(祈り)

イエス・キリストを信じる私たちは、神の子とされています。しかし、その前はどうだったのでしょうか。パウロは3節で次のように述べています。「私たちも、、、まだ小さかった時には、この世の幼稚な教えの下に奴隷となっていました。」「幼稚な教え」とは、ユダヤ人の律法のことで、ユダヤ人は律法の奴隷であったと、パウロは言うのです。律法によって、行動が厳しく規定され、息苦しさがまとわりついていました。では、ユダヤ人でない異邦人の私たちはどうでしょうか。私たちは、律法という縛りの下にはいません。しかし、奴隷には違いありませんでした。6節には次のように示されています。「神を知らなかった当時、あなたがたは本来は神でない神々の奴隷でした。」つまり、創造主である神ヤハーウェでない、神々は人間が造り祀ったものであり、私たちの神はそれをもっとも嫌うのです。それを「偶像礼拝、偶像崇拝」といいます。

どちらの奴隷にしても、イエス様の出現によって、イエス様を信じれば、イエス様、御(おん)自らの命の血潮によって、私たちの罪が贖われるようになりました。神から離れ、神を無視するという罪が帳消しにされるのです。その時点で、私たちは、奴隷の手かせ足かせを外され、自由の身となります。イエス様は、私たちを奴隷から解放してくださっただけでなく、十字架の死から三日目によみがえって、私たちに希望である永遠の命を得させようと、聖霊様を私たちの心に住まわせ、私たちを友とよび、また兄弟姉妹とよばれるのです。ヨハネ書15:14「わたしがあなたがたに銘じることをあなたがたが行うなら、あなたがたはわたしの友です。」そして、マタイ書12:50「天におられるわたしの父のみこころを行なう者はだれでも、わたしの兄弟、姉妹、また母なのです。」このとおりであります。イエス様ご自身は、神の独り子であられるので、その方が私たちのことを兄弟姉妹とよばれるのですから、私たちも神の子となるのであります。

聖霊様は、私たちの心の内に住んでくださり、創造の神を「アバ父」と呼べるようにしていただき、私たちを神の子とされました。そして、パウロが言うように、神の子であれば、神の相続人であり、キリストとの共同相続人とされたのです。ローマ書8:15-17「あなたがたは、人を再び恐怖に陥れような、奴隷の霊をうけたのではなく、子としてくださる御霊を受けたのです。私たちは御霊によって、「アバ・父」と呼びます。私たちが神の子どもであることは、御霊ご自身が、私たちの霊とともに、あかししてくださいます。もし子どもであるなら、相続人でもあります。私たちがキリストと、栄光をともに受けるために苦難をともにしているなら、私たちは神の相続人であり、キリストとの共同相続人であります。」

「神の相続人」「キリストとの共同相続人」どうでしょう、いい響きではないでしょうか。では、私たちは何を相続するのでしょうか。八さん、熊さんはどうお思いですか。

――――――――――

八: 何を相続するかって、そりゃ、全部に決まってるさ。

熊: 全部って、ずるい答えだよな。例えば、何さ。

八: まずは、永遠のいのちだろうよ。神さまは永遠のお方だから、イエス様もそうだし、俺たちも、永遠のいのちにあずかれるんだ。

熊: 確かに、永遠のいのちは、ナンバーワンだろうな。けどよ、俺は「愛」も捨てがたい。

八: 愛を捨ててどうするんだよ。

熊: なに、とんちんかんなことを言ってんだよ。愛も相続対象だってことさ。

八: 愛は相続させてもらわなくっちゃいけねぇやね。だって、パウロのだんなが、このようにいってんだから。「こういうわけで、いつまでも残るものは、信仰と希望と愛です。その中で一番すぐれているのは愛です。」(1コリント13:13)神さまの愛がなければ、他の何をもってしても無駄なのさ。それで、他に何がある?

熊: 御霊の実というのはどうだい。

八: あのガラテヤ書の5章にあるところだろ?

熊: そうさ。「御霊の実は、愛、喜び、平安、寛容、親切、善意、誠実、柔和、自制です」(ガラテヤ書5:22)この中でダントツにトップが、愛なのさ。無償の愛、犠牲の愛。愛がなければ、善いことをしても、何の役にも立たねぇ。

八: あの御霊の実もぜんぶ相続できるとは、うれしいねぇ。なんせ、俺たちはイエス様に接ぎ木されて一心同体となった。だから、あの御霊の実を実らせてくださるのは神さまさ。だから、それらも相続対象。

熊: 俺たちが相続できるのは、それがイエス様の性質だからだ。イエス様を通して、俺たちは相続できる。イエス様を通してでしか、相続できないんだよ。あの御霊の実が、ぜんぶいただける。なんかワクワクしてきたぜ。

八: 俺たちゃ、イエス様の性質をとおして、何が相続できるのか、分かるんだなぁ。ああ、楽しみだ。牧師さん、これでいいですかい。

――――――――――

八さん、熊さん、ありがとうね。熊さんが言っていたように、私たちは、イエス様を通して、神さまが見えます。つまり、イエス様を通してでしか、神さまの霊的な相続人とはなれないのです。相続人になるということは、いわば、イエス様に倣うものになるということでもあるでしょう。神さまの霊的な資質は、私たちが受け継ぐことになります。そして、それは私たちが天に上げられてからではなく、いま、この世で経験できるのです。どうか、皆さまが、いま、イエス様に倣うものとして、また、イエス様を通して神さまの資質を相続するものとして、内なる聖霊様にそれらのことを求めてみましょう。そして、求め祈ったら、すでに与えられたと信じ確信して、主の御名をほめたたえましょう。

ただいまより5分間、黙想をいたします。まず、創造の神、主の御名をあがめ、「天のお父さま、アバ、父」と呼べる幸いに感謝いたしましょう。今朝の「神による相続人」という神様からのメッセージで、学ばれたこと、また導かれたことをもう一度振り返ってみてください。どうか、私たちが、神の相続人として、いつもそれにふさわしい言動がなされますように。

黙想の前に、マタイの福音書18章3節のイエス様のお言葉をお読みいたします。

「まことに、あなたがたに告げます。あなたがたも悔い改めて子どもたちのようにならない限り、決して天の御国には、はいれません。」

(5分間黙想)New Every Morning - Audrey Assad

お祈りいたします。愛する天のお父さま、今朝の導きを感謝いたします。今朝は「神の相続人」と題しまして、あなた様からメッセージをいただきました。人が愛を追い求めるように、主の賜物を相続するように求めます。日々の生活において、天の御国での平安と喜びが、私たちに経験させてください。主イエス・キリストの御名により、お祈りいたします。アーメン。

賛美:新聖歌233「驚くばかりの」(献金の時)

献金の祈り

「主の祈り」(新聖歌p826)

頌栄:新聖歌63「父御子御霊の」

祝祷:民数記6:24-26、2コリント13:13、エペソ3:14-21

アーメン四唱:新聖歌59.7

黙想時の歌

New Every Morning - Audrey Assad

https://www.youtube.com/watch?v=Grz3Hxw9GWU

 

 

●静まって知れ Still

 

御翼の 陰に隠し 力ある 御腕の中に

逆巻く大海を越え 主と共に羽ばたく

我が父よ王なる神 静まりあなたを知る

 

キリストの 中に憩い 信頼と 主の力知る

いかずち鳴り渡る中 主と共に羽ばたく

我が父よ王なる神 静まりあなたを知る

 

●十戒

あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。

あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。それらを拝んではならない。    それらに仕えてはならない。

あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。

安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。

あなたの父と母を敬え。

殺してはならない。

姦淫してはならない。

盗んではならない。

あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。

あなたの隣人の家を欲しがってはならない。