メッセージ:「希望は主のみ」

大阪エリム・キリスト教会

木曜日早天祈祷会(午前6時半~7時半)

7月30日

担当:若竹孝行

メッセージ:「希望は主のみ」

今朝の聖書通読箇所:イザヤ書22章〜24章

24章を交読。

中心聖句:24:23

「月は辱めを受け、太陽も恥を見る。万軍の主がシオンの山、エルサレムで王となり、栄光がその長老たちの前にあるからである。」

●世界の再創造

イザヤ書24章〜27章までは、世界の再創造

24章は、おもに世界の混沌

●自然災害による混沌

24:1「見よ。主は地を荒れ果てさせ、この面をくつがえして、住民を散らされる。」

この時の民は高慢に満ちているはず。

民は主を求めているようで、その実求めていない。自己中心

24:5「血はその住民の下で汚されている。彼らが律法を犯して定めを変え、永遠の契約を破ったからである。」

契約:アブラハムと交わした契約

創世記17:1「わたしは全能の神である。あなたはわたしの前に歩み、全き者であれ。」→『主を全能の神、創造主としてあがめる者』となりなさい、そうすれば、17:2「わたしは、あなたを大いに増やす」→17:7「わたしは、あなたの神、あなたの後の子孫の神となる」

バベルの塔を思い起こさせる。

創世記11:9「それゆえ、その町の名はバベルと呼ばれた。そこで主が全地の話しことばを混乱させ、そこから主が人々を地の前面に散らされたからである。」

●社会秩序の崩壊

24:2「民は祭司と等しくなり、男奴隷はその主人と、女奴隷はその女主人と、買い手は売り手と、貸し手は借り手と。」

すべてが平等になったということではなく、社会的混沌

●混沌は主の御計画

24:4b「主がこのことばを語られたからである。」~24:4

●主の再創造の御計画

24:6「それゆえ、のろいは地を食い尽くし、その地の住民は罰を受ける。それゆえ、地の住民は減り、わずかな者だけが残される。」

ノアの洪水を思い起こさせる。そして、アブラハムの契約はノアの契約でもある。

創世記9:11「わたしは、わたしの契約をあなたがたとの間に立てる。すべての肉なるものが、再び、大洪水の大水によって断ち切られることはない。大洪水が再び起こって地を滅ぼすようなことはない。」

これは、大洪水では人類は滅びないということであって、人類が滅びないとは言っていない。

●残された民は、貧しく生き、主をほめる

24:13「まことに、大地の真ん中で、諸国の民の間で、オリーブを打ち落とすようなことが、ぶどうの収穫の後に、取り残しの実を集めるようなことが起こる。」

24:14-15「彼らは声をあげて喜び歌い、西の方から主の威光をたたえて叫ぶ。それゆえ、東の国々で主をあがめよ。西の島々で、イスラエルの神、主の御名を。」

●しかし、主は、世界の再創造を行う

「無秩序」→「混沌」→「秩序」

24:17-22『神の罰を逃れるすべはない』

無秩序による罰を受けた人類の混沌は、世界創造の混沌とも似ている。

創世記1:1「はじめに神が天と地を創造された。地は茫漠として何もなく、闇が大水の面の上にあり、神の霊がその水の面を動いていた。」

しかし、その混沌の中に、「秩序」という光が現われた。

創世記1:2「神は仰せられた。『光、あれ。』すると光があった。」

ヨハネ1:1-4「初めにことばがあった。(ことば=秩序)ことばは神とともにあった。ことばは神であった。この方は、初めに神とともにおられた。すべてのものはこの方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つになかった。光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。」

●創造の主を拝する

24:23「月は辱めを受け、太陽も恥を見る。万軍の主がシオンの山、エルサレムで王となり、栄光がその長老たちの前にあるからである。」

異教の月の神も太陽の神も、人間が作った神は、消え失せ、創造の主にのみ、栄光を帰する時が来る。死のない世界の創造(イザヤ25:8)

25:8「永久に死を飲み込まれる。神である主は、すべての顔から涙をぬぐい取り、全地の上からご自分の民の恥辱を取り除かれる。主がそう語られたのだ。」

世の光であり贖いの主であるイエス・キリストを通して、創造の主のみをあがめる生活を営むよう、主以外に心を奪われることのないよう、心の内に住み給う聖霊様に導いていただきましょう。

祈り