大阪エリム・キリスト教会
木曜日早天祈祷会(午前6時半~7時半)
8月20日
担当:若竹孝行
メッセージ:「いのちの道と死の道」
今朝の聖書通読箇所:エレミヤ書19章〜21章
21章を交読。(新改訳2017)
中心聖句:21:8
「あなたは、この民に言え。『主はこう言われる。見よ、わたしはあなたがたの前に、いのちの道と死の道を置く』。」
●二つの道、生か死か。
死の道は都エルサレムに留まる者。剣と飢饉と疫病によって死ぬ。
貧乏な農民しか残されませんでした。
「彼(ネブカドネツァル)はエルサレムのすべて、すなわち、すべての高官、すべての有力者一万人、それに職人や鍛冶もみな、捕囚として捕らえ移した。貧しい民衆のほかは残されなかった。」(2列王記24:14)
生の道は、バビロン軍に降伏する者たちの道。
●バビロン軍に降伏=主に降伏=信仰の試練・訓練
「エレミヤはゼデキヤに言った。『イスラエルの神、万軍の神、主はこう言われる。「もし、あなたがバビロンの王の首長たちに降伏するなら、あなたのたましいは生きながらえ、この都も火で焼かれず、あなたもあなたの家も生きながらえる。」』」(エレミヤ38:17)
◎主に降伏=自分を低くする
「だれでも、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされます。」(マタイ23:12)
◎自分を低くする=心の貧しい人
「心の貧しい者たちよ、見て喜べ。神を求める者たちよ、あなたがたの心を生かせ。主は貧しい者に耳を傾け、捕らわれたご自分の民を蔑まれない。」(詩篇69:32-33)
「心の貧しい者は幸いです。天の御国はその人たちのものだからです。」(マタイ5:3)
「肉体の鍛錬も少しは有益ですが、今のいのちと来るべきいのちを約束する敬虔は、すべてに有益です。」(1テモテ4:8)
敬虔=自分を低くすること→今のいのちと天のいのちを得る
◎心の貧しい人=主を求める人
「御名を知る者は、あなたに拠り頼みます。主よ、あなたを求める者を、あなたはお見捨てになりませんでした。」(詩篇9:10)
●バビロン捕囚期間=試練の期間=モーセの民のカナンへの道
「私たちの先祖はみな雲の下にいて、みな海を通ってきました。そして、みな、雲の中と海の中で、モーセにつくバプテスマを受け、みな、同じ霊的な食べ物を食べ、みな、同じ霊的な飲み物を飲みました。彼らについて来た霊的な岩から飲んだのです。その岩とはキリストです。しかし、彼らの大部分は神のみこころにかなわず、荒野で滅ぼされました。」(1コリント10:1-5)
1)バプテスマを受ける:心で信じ、口で「イエスは救い主」と告白し、神の子としての契約をちぎる
2)霊的な食べ物:イエス様のパン:御言葉
「わたしは、天から下って来た生けるパンです。だれでもこのパンを食べるなら、永遠に生きます。そして、わたしが与えるパンは、世のいのちのためのわたしの肉です。」(ヨハネ6:51)
→イエス様のパンは、天の御国での永遠のいのちでもありますが、世のいのち(生き生きとこの世を生きる、天の御国での平安と喜びをこの世でも体感する)を得るため。
3)霊的な飲み物:イエス様が与える水:聖霊様
「わたしは与える水を飲む人は、いつまでも決して渇くことがありません。わたしが与える水は、その人の内で泉となり、永遠のいのちへの水が湧き出ます。」(ヨハネ4:14)
→泉:聖霊様。聖霊様によって、いつも主とともにいること、主に守られていることが実感できる。
4)霊的な岩:イエス様ご自身:道:門:羊飼い
「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。」(ヨハネ14:6)
→イエス様こそ、天の御国への唯一の道。
「わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら救われます。また出たり入ったりして、牧草を見つけます。」(ヨハネ10:9)
→主ににあって自由を得る。
「わたしは良い牧者です。わたしはわたしのものを知っており、わたしのものは、わたしを知っています。」(ヨハネ10:14)
→主のものとなり、主がすべてを導いてくださる。主を知るとは、主の平安を得ること。
バビロン捕囚という訓練の後、主の都エルサレムの再建のために鍛えられ生まれ変わったイスラエルの民が戻される。
私たちも、この世で訓練され、やがて、天の御国、第二のエルサレムへと帰されるのである。
祈ります。
主のいのり