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メッセージ主題:『契約の箱』

ぶどうの木キリスト教会 小阪チャペル

2021.12.5主日礼拝式 待降節(アドベント)第2

★小阪チャペルでは、献金は教会に入ってきたときに、悔いた心と感謝と共に捧げます。

●午後11時開会:ただいまより、2021年12月05日主日礼拝を始めます。

賛美①:讃美歌103番「牧人ひつじを」

https://www.youtube.com/watch?v=1HHuZMvvzXk

賛美②:讃美歌98番「天には栄え」

https://www.youtube.com/watch?v=PeVevtfACqA

●使徒信条

我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。

我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。

主は聖霊によりてやどり、処女マリヤより生れ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、

十字架につけられ、死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、

天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり。

かしこより来りて生ける者と死にたる者とを審きたまわん。

我は聖霊を信ず。聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、身体のよみがえり、

永遠の生命を信ず。アーメン。

賛美③:主に罪を赦され Blessed Assurance (Japanese) - Covered by Ruah Worship feat. Third Place Worship & AIM

https://www.youtube.com/watch?v=exRy7FEMd4s

賛美④:[賛美] さやかに星はきらめき(O Holy Night)

https://www.youtube.com/watch?v=v8-8VUp0kng

●十戒

あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。

あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。それらを拝んではならない。    それらに仕えてはならない。

あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。

安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。

あなたの父と母を敬え。

殺してはならない。

姦淫してはならない。

盗んではならない。

あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。

あなたの隣人の家を欲しがってはならない。

【YOUTUBE配信開始】

2021年12月05日 主日礼拝メッセージ

●聖書拝読:ヨハネの黙示録11章(新改訳聖書)

中心聖句:

「それから、天にある、神の神殿が開かれた。神殿の中に、契約の箱が見えた。また、いなずま、声、雷鳴、地震が起こり、大きな雹が降った。」(19)

メッセージ主題:『契約の箱』

改めまして、おはようございます。そして、お帰りなさい。さらに、メリークリスマス!

できるだけ、主の言葉に耳を傾け、聞きながら黙想してみてください。「聞く」ということを大切にしてみましょう。

●メッセージ

本日から、待降節・アドベント第二週となります。私たちの主イエス様のお誕生を待ち望み、クリスマスに向けての準備をする期間であります。主に、クリスマス・カレンダーを作ったり、クリスマス・ツリーを飾ったり、クリスマス・リースを用意したりと、クリスマスにむけて、お祝いの気持ちを高めていきます。飾りつけも大切ですが、私たちの主への感謝の気持ちを新たにすることが重要です。

イエス・キリストのメインタイトルは、その名の通り「救い主」です。ヨハネの福音書3章16-17節に、そのことが表されているとおりです。

●「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。神が御子を世に遣われたのは、世をさばくためではなく、御子によって世を救われるためである。」

この世をお造りになられた神に背き、神のことを思わないで、神以外のものを心の中心におくという罪をおかすという性質を生まれながらにもってしまっている私たちを、罪なき世界へと救い出すために、御子イエス様の尊い命によって、全人類の罪を帳消しにし、イエス様は三日目に死を克服し、よみがえり、父なる神の右に座し、永遠のいのちを再び授けられました。そのことによって、全人類の過去・現在・未来における罪をすべて、イエス様の聖い血で洗い流すお膳立てがすべて整ったことになります。後は、私たち人類が、イエス様のその救いの御業を信じますと父なる神の御前において告白するかどうかなのです。この「罪からの救い」の約束を記したのが、聖書であります。

旧約聖書とありますのが、神がその「救い」を、律法という神の戒めを守ることを通して、「約束」されたものであります。そして、イエス様の罪の帳消しの御業を通して、神が、その「救いの約束」を更新されたことを記したのが、新約聖書です。旧約聖書も新約聖書も、神様が人類のために記した「救いの約束」なのであります。そして、その約束を象徴的に記したのが、モーセの十戒であります。その神がその十戒を刻まれた石の二枚の板を納めたのが、約束の箱であります。出エジプト記40章1節~4節に、その「約束の箱」の記述がございます。

●「主はモーセに告げて仰せられた。『第一の月の一日(つまり日本で言うところの新年元旦)に、あなたは会見の天幕である幕屋を建てなければならない。その中にあかしの箱(これが約束の箱)を置き、垂れ幕で箱の前を仕切り、机を入れ、その備品を並べ、燭台を入れ、そのともしび皿を上げる。』」

この「約束の箱」は、アカシヤの木で作られ、長さが130センチ、幅と高さは80センチ、装飾がほどこされ、地面に直接つかないよう、箱の下四隅に脚がつけれていて、運ぶ時のために、箱に手が触れないように、箱に二本のかつぎ棒が固定され、すべてが純金で覆われていました。

箱の中には、モーセ時代に、天の食べ物であるマナの入った壺、アロンの杖、十戒が刻まれた石板二枚が収められていました。ヘブル人への手紙9章4節にはそのことが記されています。

●「そこには、金の香壇と、全面を金で覆われた契約の箱があり、箱の中には、マナのはいった金のつぼ、芽を出したアロンの杖、契約の二つの板がありました。」

荒野をさまよっていた時代には、祭司たちがかついで移動していましたが、ソロモンの時代に、エルサレム神殿の至聖所に安置されていました。しかし、バビロン捕囚の時代、紀元前586年に、エルサレムとエルサレム神殿がことごとく破壊され、「約束の箱」はどうなったか分からなくなりました。最後に聖書に「約束の箱」が記されているのは、バビロン捕囚のヨシア王の時代です。2歴代誌35章3節。

紀元前600年前後に、「約束の箱」は行方不明、所在確認ができない状態でしたが、ヨハネの黙示録、11章で、「約束の箱」が、ヨハネのまぼろしの中で再び「見えた」とされました。今朝の中心聖句です。

●「それから、天にある、神の神殿が開かれた。神殿の中に、契約の箱が見えた。また、いなずま、声、雷鳴、地震が起こり、大きな雹が降った。」(19)

このヨハネの黙示録11章では、第七の御使いがラッパを鳴らし、いよいよ最後の災いが起こります。それが「いなずま、声、雷鳴、地震が起こり、大きな雹が降った。」と表現されています。「大きな雹が降った」とありますのは、現代、頻繁に起こるようになりましたゲリラ豪雨や竜巻のことでもあります。そしてそれは、「主の永遠の支配」の予兆でもあるのです。黙示録11章15節。

●「第七の御使いがラッパを鳴らした。すると、天に大きな声々が起こって言った。『この世の国は、私たちの主、およびそのキリストのものとなった。主は永遠に支配される。』」

つまり、神の約束の成就の時が来たことを意味します。イエス・キリストを信じる人々の「救い」の時が完成するのです。イエス様は次のようにおっしゃいます。マタイ5章17節。

●「わたしが来たのは律法や預言者を廃棄するためだと思ってはなりません。廃棄するためにではなく、成就するために来たのです。」

「律法を成就する」とは、「神の約束がはたされる」ことを意味し、「救いの完成」であります。その救いの完成は、イエス様が十字架にかかる前におっしゃっておられました。

●ヨハネ16章33節「わたしがこれらのことをあなたがたに話したのは、あなたがたがわたしにあって平安を保つためです。あなたがたは、世にあっては患難があります。しかし、勇敢でありなさい。わたしはすでに世に勝ったのです。」「世に勝った」とは、「救いの完成」が近づいていることを意味します。また、17章4節では、イエス様は父なる神様に申し上げておられます。

●「あなたがわたしに行なわせるためにお与えになったわざを、わたしは成し遂げて、地上でのあなたの栄光を現わしました。」そして、地上でのわざを成し遂げられたイエス様は、十字架上で、ご自分のいのちによって「救い」が完了したことを告げられています。

●ヨハネ19章28節~30節「この後、イエスは、すべてのことが完了したのを知って、聖書が成就するために、『わたしは渇く。』と言われた。そこには酸いぶどう酒のいっぱいはいった入れ物が置いてあった。そこで彼らは、酸いぶどう酒を含んだ海綿をヒソプの枝につけて、それをイエスの口もとに差し出した。イエスは、酸いぶどう酒を受けられると、『完了した。』と言われた。そして、頭をたれて、霊をお渡しになった。」

「渇き」は、私たちが何か欠乏したときに、覚える感情です。イエス様の「渇き」とは、「神なる父の御心を完成させたい」という願いであり、御心の完成に近づきつつあるという告白でもあります。そして、「わたしは渇く」から「完了した」と、「救いの完成の宣言」がなされます。

また、「霊をお渡しになった」とは、ルカ書ではイエス様の十字架上での最後のお言葉として、記録されています。ルカ23章46節。

●「イエスは大声で叫んで、言われた。『父よ。わが霊を御手にゆだねます。』こう言って、息を引き取られた。」

『父よ。わが霊を御手にゆだねます。』は、御子イエス様が、父である神様への完全なる謙遜、完全なる信頼、完全なる服従・明け渡し、完全なる愛を現わした言葉です。かつ、「救いの完成、救いのお膳立てが完了した」ことを意味します。事実、この言葉とほぼ同時に45節で、●「神殿の幕は二つに裂けます」とあります。これは、この世と神との隔たりがなくなり、神の救いの約束が守られ、イエス様が父のもとへ帰られる時が来ていることをも意味します。

ヨハネは黙示録のまぼろしの中で、イエス様のこの十字架上での「救いのおぜん立ての完成」から、実際の「救いの完了の時」を、「約束の箱を見た」と表現したのです。

イエス様は、この神の約束を実現するためにお生まれになり、私たちがこの世に生きている間に、「イエス様は私の主です。イエス様を信じます」と告白する者を救い、永遠のいのちにあずかれることを知らせてくださいました。クリスマスが近づいています。どうか、イエス様がどうしてこの世にお生まれになり、なぜ、神のひとり子であるにもかかわらず、十字架で尊いいのちを落とさなければならなかったか、そのことを覚えていただきたいと願います。

では、ここで天国長屋の八さんと熊さんにご登場ねがいます。

―――――

八: しかし、なんやなぁ。牧師さん、うまいこと避けはったな。

熊: 若さんが、何避けたちゅうねんな。

八: だって、そやないか。ヨハネの黙示録11章の内容ほどんど説明してないで。

熊: あほぅ、いつものこっちゃないかいな。

若さんはな、イエス様を信じて救われるわてらには、災いのことはそんなに詳しく

知る必要ない、と思てはんねんや。

八: ま、たしかにそやなぁ。イエス様がふたたび、降りて来られる時には、

わてらは天に挙げられるんやから。

熊: だから、若さんは、いま生かされている内に、他の人に、イエス様をお伝えし、

ひとりでも多くの方が救われることに、興味があるんや。

八: けんど、「約束の箱」から、クリスマスへ、よ~う、話もっていきはったな。

熊: そんなことないって。聖書自体、イエス様をお証くださっている。

だから、どこを開いてもイエス様に結びつけることができるはずや。

イエス様に結びつけれるんやったら、しめたもんやで。イエス様のお誕生をお祝い

するのがクリスマスねんやさかい。

八: そんなもんかいな。けんど、話変わるけど、あの「約束の箱」、祭司以外、

他の人がさわると、死んでしまうんやな。こわいなぁ。

熊: それって、ウザのことかいな。第二サムエル記6章に出てくる。

八: そや、そのウザや。ダビデはんが、丘の上にあるアビナダブの家から、神の箱である約束

の箱を牛車に積んで運んでた。途中で、牛がそれをひっくり返しそうになったとき、

約束の箱が地面につきそうになったので、あわてて、手を伸ばして、その約束の箱を

押さえた。事故で手をついただけやのに、●「主の怒りがウザに向かって燃え上がり、

神は、その不敬の罪のために、彼をその場で打たれたので、

彼は神の箱のかたわらのその場で死んだ。」 とある。

熊: そやなぁ、ウザはかわいそうなことしたなぁ。ウザが悪いねん。

八: なんでやねん、ウザ、悪くないやろ。ありゃ、事故や。地面に落ちてもともことなくなる

のん、防いだんやから。

熊: まあなぁ。でも、それだけ、神の箱は、神ご自身でもあるさかい、決められた者しか

触ってはあかんねんて。ウザにな、そこに心の隙があったと思うねん。

八: どういうこっちゃ、心の隙って。

熊: ウザは、アビナダブの息子や。神の箱は、しばらくアビナダブのところにあったはず。

だからな、ウザは見慣れてたはずや、その神の箱をな。日ごろから見慣れてると、

神への恐れがのうなっていたんとちゃうやろか。その恐れがのうなるちゅうのは、

傲慢という言葉に置き換えられるかもしれんな。

八: なるほど、ウザは神の箱への恐れをなくしてしもて、軽う扱ってしもたんか。

熊: わては、そうおもてんねん。わてらも気をつけんとな。

八: わてら、大丈夫やないかいな。約束の箱は、ここにあれへんねんから。

熊: ちゃうでぇ、八。約束の箱は、神様ご自身やし、イエス様ご自身とも言える。

八: ちゅうことはなにかい。神様、イエス様をかるうあつこうたらあかん、ちゅうこっちゃな。

そのことは、死に値すると。

熊: せやで。イエス様はわてらのことを友と呼んでくださるけど、

やっぱり親しき中に礼儀あり、やで。

八: ウザは、神の箱に慣れ過ぎていて、軽んじた。

名前がウザだけに、うざいことやったんやな。

―――――

熊さんの言うとおりやね。慣れ過ぎて、傲慢になったらあきまへんな。私たちも、イエス様、神様に感謝こそすれ、節度をもって、主といつもお話しさせていただきましょ。クリスマス、イエス様のこの世におくだりくださったこと、覚えたいと思います。●「主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです。」(2コリント8:8)

では、黙想に入りたいと思います。

●黙想:詩篇29篇をお読みいたします。

黙想の前にイエス様のお言葉をご紹介いたします。ヨハネの福音書17:3です。

「その永遠のいのちとは、彼らが唯一のまことの神であるあなたと、あなたの遣わされたイエス・キリストとを知ることです。」

では、黙想いたしましょう。詩篇29篇。

黙想時の曲

[Vol.25] 魂の安息を与えるCCMピアノ - クリスチャンBGM

https://www.youtube.com/watch?v=WdN8ea63Zb0

●祈り

●主の祈り

天にまします我らの父よ

ねがわくは、御名をあがめさせたまえ

御国を来たらせたえ

御心の天になるごとく

地になさせたまえ

我らの日用の糧を、今日も与えたまえ

我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく

我らの罪をもゆるしたまえ

我らをこころみにあわせず

悪より救いだしたまえ

国とちからと栄えとは

限りなくなんじのものなればなり

アーメン。

【YOUTUBE配信終了】

●聖餐式

賛美⑤:讃美歌112番「もろびとこぞりて」

https://www.youtube.com/watch?v=CjBp0etmzRU

●献金の感謝の祈り

(小阪チャペルでは、献金は教会に入ってきたときに、悔いた心と共に捧げます。)

●頌栄:新聖歌63番「父御子御霊の」

https://www.youtube.com/watch?v=0gKUQaaKTqM

●祝祷:民数記6:24-26、2コリント13:13、エペソ3:14-21

●新聖歌59「アーメン」(アーメン)Ⅶ 四唱 MIDI鍵盤によるオルガン演奏

https://www.youtube.com/watch?v=SPZdXDlscT0

●閉会

●連絡