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メッセージ主題:『降りて来られる主』

ぶどうの木キリスト教会 小阪チャペル

2022.5.8主日礼拝式 

(しばらく夕拝だけとさせていただきます。夕拝のあと、軽く愛餐の時をもちます。)

●午後5時開会:ただいまより、2022年5月8日主日礼拝式を始めます。

賛美①:主の宮

https://www.youtube.com/watch?v=Oydp_fevMFQ

賛美②:ただ主を

https://www.youtube.com/watch?v=hkOQNaYBJLU

●使徒信条

我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。

我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。

主は聖霊によりてやどり、処女マリヤより生れ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、

十字架につけられ、死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、

天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり。

かしこより来りて生ける者と死にたる者とを審きたまわん。

我は聖霊を信ず。聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、身体のよみがえり、

永遠の生命を信ず。アーメン。

賛美③:聖い心 (5月の歌)

https://www.youtube.com/watch?v=jQUDGu4BUZY&list=RDMMZWktcXSPVCY&index=14

賛美④:世には良き友も

https://www.youtube.com/watch?v=ulvoXEo3SR8

●十戒

あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。

あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。それらを拝んではならない。    それらに仕えてはならない。

あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。

安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。

あなたの父と母を敬え。

殺してはならない。

姦淫してはならない。

盗んではならない。

あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。

あなたの隣人の家を欲しがってはならない。

讃美⑤:聞かせてください

https://www.youtube.com/watch?v=c0I1M7cVeG0&list=RDZWktcXSPVCY&index=32

【YOUTUBE配信開始】

2022年5月8日 主日礼拝メッセージ

メッセージの前に2022年の年間聖句をいっしょに唱えましょう。

ローマ人への手紙12章1b-2節(新改訳聖書2017)

●「あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分をかえていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。」

●聖書拝読:創世記11章(新改訳聖書)

中心聖句:

「そのとき主は人間の建てた町と塔をご覧になるために降りて来られた。」(5)

メッセージ主題:『降りて来られる主』

改めまして、こんばんは。そして、お帰りなさい。

できるだけ、主の言葉に耳を傾け、聞きながら黙想してみてください。「聞く」ということを大切にしてみましょう。

●メッセージ

創世記11章は、3つのパートに分かれています。初めにバベルの塔、次にノアの息子セムの系図、聖書はこのセム族を中心とした物語であります。そして、最後にテラの系図。テラはセムの末裔で、この聖書の中心的存在を生み出します。テラはアブラム、後のアブラハム、それとナオル、ナオルはベトエルを生み、ベトエルの娘リベカは、アブラハムの息子イサクと結婚し、エソウとヤコブを生み、ヤコブは後にイスラエルという名前を神からいただき、ヤコブから12人の息子、のちのイスラエル12部族が誕生します。また、ヤコブのお嫁さんたち、4人の内、レアとラケルは、ベトエルの孫にあたり、イサクの妻リベカの姪にあたります。つまり、この創世記11章のテラから、ずっとずっと先の終点イエス・キリストまで、テラ親族の物語であります。

さて、今日はこの11章の中の初めの部分、バベルの塔のパートから、黙想したいと思います。まず、昭和時代が青春期でありました私には、まあ、いまも青春しておりますが、それはそれとして、あの頃、まだクリスチャンではなかった頃、「バベルの塔」と言えば、「バビル2世」というタイトルのアニメしか思い浮かびませんでした。

このような登場人物たちが中心となるアニメでした。

http://www.bs-asahi.co.jp/babel/images/common/main.jpg

少しうろ覚えだったので、ウィキペディアで調べさせていただきました。

『5000年前、宇宙人・バビルは宇宙船の故障により地球に不時着した。彼はその科学力と自らの超能力によって時の権力者を動かして巨大なバベルの塔を建設させる。当初の目的は故郷に救助信号を送るためであった。しかし科学的知識に乏しい地球人は、一瞬のミスから完成直前の塔の大半を破壊してしまう。

故郷へ帰ることをあきらめて地球人と結婚したバビルは、破壊されたバベルの塔を子孫に託そうと決心する。彼は宇宙船の機器をもとに、いつの日か生まれるであろう自分と同じ体質を持つ子孫を探し出す装置と三つのしもべを作り上げた。』

このしもべが、ロデム(自由自在に変身できる黒ヒョウ)と、ロプロス(巨大な怪鳥型ロボット)と、ポセイドン(巨大な人型ロボット)です。

そして、アニメのバベルの塔は、まるでピサの斜塔そっくりであります。そして、そのバベルの塔は、砂丘と砂嵐によって隠されています。

恐らく、昭和世代の人たちには、このようなバベルの塔のイメージやバベル2世のアニメのイメージが定着しているかも知れません。ですから、私は、聖書を読み始めたころには、バベルの塔は、レンガとアスファルトによって建築され、それがピラミッドと同じように、砂丘ちかくに立てられたと、かってに想像していました。

しかし、フリューゲルのバベルの塔の絵を見せられた時には、驚きでした。

https://www.museumanote.com/media/filter/full/img/2017/d65e8258a189fd51670f.png

砂丘ではなく、水辺の平野に、それも塔というよりは、巨大な都市を思わせるような「バベルの塔」でありました。現代でいえば、巨大な高層ビルで、その中で一歩も出なくても、生活できてしまう、そんなようなイメージが「バベル」という町であるのかもしれません。

そして、次の絵が、恐らく神によって壊された、または建築を中断させられたバベルの塔です。同じフリューゲルの絵です。

https://tower-ten.jp/wp-content/uploads/2012/12/%E3%83%90%E3%83%99%E3%83%AB%E3%81%AE%E5%A1%94-%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B2%E3%83%AB.jpg

バベルの塔を建てようとした人々は、シヌアルの平地に定住していた人々でありました。シヌアルとは、ティグリス川とユーフラテス川が貫流している平野で、バビロンの地でした。フリューゲルが描いている水辺は、ティグリス川やユーフラテス川の川辺かもしれませんし、ペルシヤ湾岸なのかもしれません。どちらにしても資材を運ぶのに船が利用されていたと考えるのが無難でしょう。

https://i.ytimg.com/vi/_bcvgGvsyl0/maxresdefault.jpg

バベルとは「神の門」を意味します。バベルは、地図でもお分かりのように、バビロンのことです。バビロンは、聖書では、政治的に傲慢、迫害、罪、快楽、迷信、富み、滅びなどを象徴する場所であり、バビロンの人たちは、4節●「さあ、われわれは町を建て、頂が天に届く塔を建て、名をあげよう。われわれが全地に散らされるといけないから。」と言って、天を目ざしました。ひょっとすれば、彼らの始祖、私たちの始祖でもありますが、アダムとエバが追放されたエデンの園を探し、永遠のいのちを得るために、このバベルの塔を建て始めたのかもしれません。事実、ある考古学者たちは、エデンの園がこの近くではなかったかと探している人たちがいます。その点では、当時のバビロンの人たちのほうが賢いかもしれません。エデンの園が地上にあると思って探している人々よりも、天にあると思って、空を見上げている人のほうが、まだ救いが近いかも知れません。

では、なぜ神は、人々がバベルの塔を建てるのをやめるように、彼らのことばを混乱させ、たがいに通じないようにし、そして人々を全地に散らされたのでしょうか。

神が、人々のひと所に集まろうとする計画を好ましく思わなかったのは、その計画が神から出たものではなく、人間の自己満足、神に頼ることをせず、人間の努力だけで全てのことをなす、つまり人間が神にとってかわろうとする、いわば、クーデターであったからです。

神にとってかわろうとする、または、神と同等になろうとする、人間の傲慢によるクーデターは失敗しました。神は、ノアの時には、ノアの家族だけを救い、他の人類を大洪水によって全滅させ、またノアの家族にも1年間箱舟に入れて、神への従順と忍耐を学ばせました。また、その後、神は二度と大洪水で人類を滅ぼすことはしないと約束し、その約束を人々に思い出させるため、雨が降っても人類を滅ぼす大洪水にはならないと安心させるために、彩雲、雲の中に虹を置きました。

https://imgc.eximg.jp/i=https%253A%252F%252Fs.eximg.jp%252Fexnews%252Ffeed%252FTabizine%252FTabizine_8704_1.jpg,zoom=600,quality=70,type=jpg

これが、私たちが2週間前に見た、彩雲です。

神は私たちを愛そうとするために私たちをお造りになり、また彩雲に憐れみをかけられました。また今回のように、人間の神に対する反逆・クーデターが試みられたとしても、人類を滅ぼすことなく、私たちの言葉を混乱させ、全地に散らすことで、バベルの塔の建築をやめさせました。なぜ、その時人間を滅ぼさなかった、いやそのバベルの塔の建築を指揮した人物たちだけでも滅ぼさなかったのでしょうか。神にとっては、罪まみれの部族を、高ぶる部族を滅ぼすことは、難しいことではありません。しかし、バベルの塔の関係者を滅ぼすことはなさいませんでした。

私は次のように黙想します。バベルの塔の建築にかかわった人々は、バビロン地方に住むセム族の人たちです。そして、バビロン地方のウルという町からアブラハムが生まれ出ます。神は一つの、そして最大の、憐れみと愛を現わすご計画をお持ちでした。神は、セムの末裔であるテラからアブラハムを登場させ、そして、イサク、ヤコブ、ダビデ、ソロモンを通して、アブラハムからその約2000年後に、御ひとり子を地上に送り、100パーセント人間の身体に、100パーセント神である霊に満たされたイエス・キリストを誕生させ、その聖なるいのちを、私たちの罪のために、いけにえとしてささげさせ、また十字架の死から三日目に、死を克服してよみがえらせ、イエス・キリストを信じる者は、キリストとともに死にキリストとともによみがえり、永遠のいのちをえる計画をすでにたてておられたのです。ですから、バベルの塔の関係者もその部族も滅ぼすことはなさいませんでした。神は、イエス・キリストを誕生させることを、テラの子孫から、つまりはノアや、そしてアダムの時代から、計画されておられたのです。

さて、今日の私のメッセージの時間は少なくなってきましたが、実は、これまではメッセージのまくらです。今日の中心聖句を思い出してみてください。「そのとき主は人間の建てた町と塔をご覧になるために降りて来られた。」(5)そして、メッセージ・タイトルは「降りて来られる主」であります。神様は、すべてをご存じです。私たちに近づかなくても、すべてを把握されておられます。現代の人間が作った人工衛星で、地球の周りを回りながら、私たちの5メートル四方がはっきり映し出されるよりも、はるかに、神様は、私たちの言動を正確に理解されておられます。では、なぜ、神様は、わざわざ降りて来られ、バベルの町と塔をご覧になったのでしょうか。それは、私たちを愛するためにお造りになり、私たちにとても関心を示されておられるからです。私たちもそうではないでしょうか。愛する人や動物や物事に、近寄っていつも見ている、近づいてふれてみる。

私は今、2匹のメダカを飼っています。2匹とも卵から孵化し、生き残ったメダカです。孵化したのは10匹ぐらいいましたが、結局、残ったのは2匹です。その2匹が、この時期、卵を産んでいます。今、3匹卵からかえってきましたが、確認できるのは1匹になってしまいました。めだかの赤ちゃん、針子といいますが、死んでしまうと水に溶けてしまって分からなくなります。この針子の餌は、ゾウリムシで、裸眼では白い点にしか映りません。針子も小さいですから、私などは、虫メガネで一生懸命さがすわけです。最近、1日に7・8回、虫メガネで赤ちゃんの生存を確認しようとしています。神様も私たちを愛し、いとおしく思い、私たちに近づいてこられるのです。ですから、この「神様が降りて来られる」というのは、私たちに関心をしめし、私たちを愛するがゆえの表現だとも思うのであります。事実、イエス様は、私たちのために、私たちを救わんとして、降りて来られました。そして、イエス様は、聖霊という形で、イエス・キリストを信じる私たちの心にとどまっていてくださいます。私たちを本当に大切に思われるからです。

私たちは、どうでしょう。主が降りて来られるのに、私たちは、「ちょっと待って、今あかん、今忙しいねん」って拒否していることはないでしょうか。主はいつも降りて来られ、私たちの心の扉をノックしておられます。イエス様は、ピンポンダッシュはされません。「ピンポンダッシュ」ってもう死語ですかね。ドアをノックしたり、ピンポンと鳴らして、それでいて逃げてしまう、これがピンポンダッシュで、私が小学校時代に流行った、ほんとうに迷惑な遊びでした。イエス様はそのようなことはなさいません。いつまでも、皆さんの心の扉があくまで、ある時は笑顔で、またある時は悲しそうな顔をして、ずっと皆さんを待っておられます。何かイエス様が戸口で待っておられそうな気がしたら、戸惑わず、開けてみてください。イエス様はセールスマンではありません。話をするために、いらっしゃるのではなく、あなたの話にしずかに耳を傾けるためにいらっしゃるのです。あなたの心の戸口に、イエス様がすでに降りて来てくださっておられることに気がついてください。イエス様は、おりてこられ、あなたが心を開き、口を開いて、あなたの物語を聞こうと、耳を傾けておられるのです。

さて、お待ちかねの、天国長屋の八さんと熊さんに登場していただきましょう。

八さん、熊さん、よろしくお願いいたします。

―――――

八: 神様はイエス様を誕生させるために、バベルの塔をつくりクーデターを

起こそうとした人々を、滅ぼさへんかったんやて。たまげたわ。

熊: もっと言えば、ノアはんの家族を生き残らせたのも、結局は、イエス様を誕生させる

ためやったんやな。ということは、ダビデはんも罪を犯したけど、

滅ぼされへんかったのは、ダビデはんが、ほんまに心から悔い改めたからやねんけど、

それだけやない。ダビデはんの子孫からメシヤであるキリスト、救い主が

お生まれになるという、預言者の言葉があるからや。預言者は神のことばを語っとる。

つまりは、神のご計画の一部を見せられてるんやな。

八: そやなぁ。ダビデはんの子孫からメシヤが生まれるって、預言者ナタンはんを通して

神様がおっしゃったことやでな。ほら、2サムエル記7章12節●「あなたの日数

(ひかず)が満ち、あなたがあなたの先祖たちとともに眠るとき、わたしは、

あなたの身から出る世継ぎの子を、あなたのあとに起こし、彼の王国を確立させる。」

ここで、「あなた」ちゅうのはダビデはんのことやから、ダビデはんの末裔にあたる

お子がキリストやちゅうことになるな。

熊: そやで、ユダヤの人々にとっては、メシヤがダビデの子孫から出るちゅうのは、

期待されてた。つまりは、ダビデはんが滅ぼされたら、キリストも生れへんことになる。

神様としては、ダビデはんの子孫からメシヤは出るというご計画があるさかい、

ダビデはんに、ソロモンはんが生まれてくる必要があったんや。

八: なんと神様のご計画はスケールがちゃうわ。

けんど、キリストも神様がこの世を創造されたときから、いらっしゃったんやろ。

熊: そやでぇ。ヨハネはんが、そこんところ証しされてるやないか。

ほら、ヨハネの福音書1章。1節~3節●「初めに、ことばがあった。

ことばは神とともにあった。ことばは神であった。この方は、初めに神とともに

おられた。すべてのものは、この方によって造られた。

造られたもので、この方によらずにできたものはない。」

ここでの「ことば」はキリストや。ヨハネはんによると、『天地創造は、

キリストを通して、神がお造りになった。』

八: 熊、その「神が、キリストを通して、世界を造られる」ってどういうこっちゃ。

熊: 天地創造には、キリストの介在があったちゅうか、キリストが何らかに関係している、

ちゅうこちゃろな。わてもようわからんわ。けんど、神様とひとり子であるキリストが、

天地創造のときにすでにいらっしゃった、ちゅうこっちゃろ。そして、ここが大事やで。

14節●「ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を

見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに

満ちておられた。」キリストは、天地創造のときからは、神様と同じで霊やったんや。

ところが、その霊が人としてお生まれくださったんや。それがイエス様や。

八: 熊、えらい力説するやないかぁ。感心するわ。

熊: ここは、力はいるでぇ。ここがちゃんとわかっとらんと、

イエス様の十字架は無駄になるさかい。

八: けんど、感謝やなぁ。だってそやないかいな、創造の時から神様とともにいらっしゃった

キリストは、わざわざこの地上に降りて来られて、100パーセント人間として

生れ育って、わてらの罪の身代わりとなって十字架にかかってくださり、

聖いいのちをささげて、わてらの罪の借金をぜんぶ肩代わりしてくださるんや、

それだけやない、三日目に死を克服してよみがえって、天にお帰りになられた。

つまりは、永遠のいのちをとりもどしはったんや。

熊: それで、わてらもキリストとともに死に、ともによみがえることができるように

なったちゅうことなんやな。感謝やで。

八: イエス様はわてらのことが気になって、いつでも降りて来て下さる。

耳を貸そうとしてくださるや。これは感謝してもしきれんでぇ。

熊: せやなぁ。わてらみたいなもんにも気にかけてくださる。ひとりひとり、わてらの心の

扉のまえにきてくださって、辛抱強く、待っててくださんねんから。

八: わてらのイエス様は、裏切らへん。ピンポンダッシュなんて、ぜったいせぇへんし。

熊: そや、安心して、いろんなこと、イエス様にお話しさせてもろたらええねん。

八: イエス様は、もちろん、前もって、わてらの頭の先からつま先までよ~ぅ知ってはる。

髪の毛の本数までわかるんやで。

熊: わても、サザエさんのお父はんの髪の毛の数やったら、わかんで。1本や。

八: あほ。そんなもん、波平とっあんの髪の毛の数なんて、だれかて知っとるやないかいな。

そこちゃうやろ。神様は、すべてをごぞんじやのに、けんど、わざわざ降りて

来てくださって、「腹割って、あんたの話きこうやないか」ゆうてくださんねんや、

うれしいやないかいな。

熊: ほんまなやなぁ。胸の内だけやのうで、腹にたまってるもんも、「み~んな出してみぃ、

すっきりすんで!」ちゅうて、なぁ。あっ、あっ、ごめん!

八: おい、熊、どこ行くねん。ん? ちょっと、かわ?

しゃぁないやっちゃなぁ、ほんまにもう、人が話してんのに、どこいきよったんや。

八: おぉ、帰ってきよった。お、えろう身軽になった感じやな。熊、どこいってきたんや。

熊: ちょっと、腹にたまってるもん、ぜ~んぶ出してきた。

八: なんや、厠に行ってきたんかいな。きちゃないなぁ。

熊: いや、きちゃなくないで。きちゃないのは、口から入ってくるもんやない、

口から出るもんが人を汚すんや。

―――――

八さん、熊さん、ありがとうございます。最後のは、マタイの福音書15章のイエスさまのお言葉ですね。●「口にはいる物は人を汚しません。しかし、口からでるもの、これが人を汚します。」(マタイの福音書15章11節)しかし、どうしても口から出したければ、人に出すのではなくて、イエス様に吐き出してしまいましょう。イエス様はわざわざ、私たちに降りて来てくださって、また近づいてきてくださって、私たちの悩みや愚痴をも聞いてくださいます。イエス様も神様も、求めてくる者を「うるさいなぁ、おんなじことばっかり、愚痴って」なんて、じゃけんには扱いません。イエス様はおっしゃいます。●「あなたがたも、自分の子がパンをくださいと言うときに、だれが石を与えるでしょう。また、子が魚を下さいというのに、だれが蛇を与えるでしょう。してみると、あなたがたは悪い者ではあっても、自分の子どもには良い物を与えることを知っているのです。とすれば、なおのこと、天におられるあなたがたの父が、どうして、求める者たちに良いものをくださらないことがありましょう。」(マタイの福音書7章9節~11節)

せっかくイエス様が、そして神様が降りて来てくださって、耳を傾けてくださるのです。自分の思いのたけを、イエス様に、そしてアバ、父に、ぶつけてみましょう。そして、吐き出せば、今度はあなたが耳を傾ける番です。静まって、心にとどまる声に耳を澄ませましょう。また、イエス様に祈り求めてみてください。一回だけ求めて、あきらめてはいけません。求め続けてみましょう。そのうちに主のご計画が、主のベストタイミングで、あなたの上に現わされるでしょう。そして、降りて来られ、耳を傾けてくださる主に、心をこめて、感謝の賛美と祈りをささげましょう。それが、私たちができる、神様への最大のいけにえとなります。

では、黙想いたしましょう。黙想の時にお読みするのは、詩篇33篇です。

●黙想: 

黙想の前に、イエス様のお言葉をお聞きください。マルコの福音書2章17節。

「医者を必要とするのは丈夫な者ではなく、病人です。わたしは正しい人を招くためではなく、罪人を招くために来たのです。」

では、黙想いたします。詩篇33篇。

黙想時の曲

[Vol.25] 魂の安息を与えるCCMピアノ - クリスチャンBGM

https://www.youtube.com/watch?v=WdN8ea63Zb0

●祈り

●主の祈り

天にまします我らの父よ

ねがわくは、御名をあがめさせたまえ

御国を来たらせたえ

御心の天になるごとく

地になさせたまえ

我らの日用の糧を、今日も与えたまえ

我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく

我らの罪をもゆるしたまえ

我らをこころみにあわせず

悪より救いだしたまえ

国とちからと栄えとは

限りなくなんじのものなればなり

アーメン。

【YOUTUBE配信終了】

 

賛美⑥:主の恵み語るは楽し

https://www.youtube.com/watch?v=_z2tNLol4jk

讃美⑦:わが魂よ歌え

https://www.youtube.com/watch?v=y1Ogyu-3_T0&list=RDZWktcXSPVCY&index=38

●礼拝と献金の感謝の祈り

(小阪チャペルでは、献金は教会に入ってきたときに、感謝と悔いた心をもって捧げます。)

●頌栄:新聖歌63番「父御子御霊の」

https://www.youtube.com/watch?v=0gKUQaaKTqM

●祝祷:民数記6:24-26、2コリント13:13、エペソ3:14-21

●新聖歌59「アーメン」(アーメン)Ⅶ 四唱 MIDI鍵盤によるオルガン演奏

https://www.youtube.com/watch?v=SPZdXDlscT0

●閉会

●連絡

次回の5月15日 午後5時から小阪チャペルにて、主日礼拝。

聖書:創世記12章