ぶどうの木キリスト教会 小阪チャペル
2022.7.24主日礼拝式
(しばらく夕拝だけとさせていただきます。夕拝のあと、軽く愛餐の時をもちます。)
●午後5時開会:ただいまより、2022年7月24日主日礼拝式を始めます。
賛美①:輝く日を仰ぐとき
https://www.youtube.com/watch?v=ulZgnN_PdHM
賛美②:いばらの冠
https://www.youtube.com/watch?v=f7S7aRLoQ10
●使徒信条
我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。
我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。
主は聖霊によりてやどり、処女マリヤより生れ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、
十字架につけられ、死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、
天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり。
かしこより来りて生ける者と死にたる者とを審きたまわん。
我は聖霊を信ず。聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、身体のよみがえり、
永遠の生命を信ず。アーメン。
賛美③:愛の絆 (7月の歌)
https://www.youtube.com/watch?v=TaIUDJUsvYU&list=RDZWktcXSPVCY&index=20
賛美④:ああ恵み!
https://www.youtube.com/watch?v=5IQ6xt0ufnA
●十戒
あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。
あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。それらを拝んではならない。 それらに仕えてはならない。
あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。
安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。
あなたの父と母を敬え。
殺してはならない。
姦淫してはならない。
盗んではならない。
あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。
あなたの隣人の家を欲しがってはならない。
讃美⑤:すべてにまさって
https://www.youtube.com/watch?v=SsL7PRAjS3g
【YOUTUBE配信開始】
2022年7月24日 主日礼拝メッセージ
メッセージの前に2022年の年間聖句をいっしょに唱えましょう。
ローマ人への手紙12章1b-2節(新改訳聖書2017)
●「あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分をかえていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。」
●聖書拝読:創世記22章(新改訳聖書)
中心聖句:
「そうしてアブラハムは、その場所を、アドナイ・イルエと名づけた。今日でも、『主の山の上には備えがある。』と言い伝えられている。」(13)
メッセージ主題:『父と子の愛の絆、アドナイ・イルエ』
改めまして、こんばんは。そして、お帰りなさい。
できるだけ、主の言葉に耳を傾け、聞きながら黙想してみてください。「聞く」ということを大切にしてみましょう。
●メッセージ
アブラハムの最大の試練である章が、この22章です。もうここでは、以前に見せたようなアブラハムの自分の命に対する弱さはなく、また族長として、神とともに歩んできている姿が描かれています。その中で、アブラハムのアキレス腱があるとすれば、後継ぎのイサクでありました。しかし、この22章では、神のイサクに関する試練にも毅然と応対しているかのように見えます。もちろん、葛藤はあったでしょうが、神第一とするアブラハムの姿が描かれています。
さて、今日は特別に、この22章を中心とした福音落語を作りましたので、それをご披露しつつ、いつものとおり、八さん、熊さんにバトンタッチしたいと思います。今日は落語三昧でございます。
―――――
(まくら)
昨今、親子関係というのは、様々な形があるようで、友達のような親子関係もあれば、兄弟姉妹のような関係も、しかし、昔ながらの頑固おやじで、ちゃぶ台をひっくり返すようなそんな親子関係は少なくなってきました。まあ、最近ではひっくり返そうにも、ちゃぶ台がございませんから、なかなか父親の威厳を発揮できないのかもしれません。聖書の中にもいろいろな親子関係が出てきます。筆頭となりますのは、天の父である神様と御子イエス様との関係でございます。イエス様はわざわざ、人の子として生れ、私たちの罪をご自身の命で帳消しにするために、自ら十字架にかけられました。そして3日目に死からよみがえられて、私たちに永遠のいのちを約束してくださいました。天の父である神様に従順に従われたのでございます。神様とイエス様の間には、信頼と愛がございました。今日お話しいたします、旧約聖書の創世記中の人物、信仰の父とよばれたアブラハムとその息子イサクも信頼と愛とで結ばれておりました。
アブラハムが神様の声に従って、イサクを連れ出すところから始まります。
――――
イサク: お父はん、わては、お父はんの100歳の時の子やってんな。
アブラハム: なんや、藪から棒に。お母はんから聞いたんか。
イサク: うん、お母はんも、わてを産んだ時って90歳やったって。
アブラハム: まあ、お母はんも、高齢出産やったから、大変やったんやけど。
神様の約束やさかい、守られた。
イサク: 神様って、お父はんたちを、ずっと守ってきはったんか。
アブラハム: そやで。お父はんが、イサクよりももうちょっと年取ったぐらいのとき
かな。もうそん時にはお母はんと結婚してたからな。
神様がな、お父はんの生まれ故郷のカルデヤのウルから出て、
神様の示してくださるカナンの地に行きなさいゆうて、
それに従ったんや。
イサク: 親戚も残してかいな。
アブラハム: ロトおじさん知ってるやろ。ロトおじさんたちと、お前はおうたことない
けど、お前のおじいさん、お父はんのお父はんやな、その人たちとも
いっしょやった。おじいさんは途中で亡くなりはって、
ロトおじさんとも、分かれて住むようになった。
イサク: 大変やったんやな、けんど、その旅も、ぜんぶ守られたん?
アブラハム: そら、当たり前やないかいな。神様のいいつけ守ってんねんから。
イサク: じゃあ、あれかぁ。お母はんを自分の妹やゆうて、2度も難を逃れたのも、
神様の言いつけやったんか。
アブラハム: え?! そんなこともお母はん言いはったんかいな。
イサク: ぜんぶ、聞いてんでぇ。お母はんに、「この人は私の兄です」って
言ってくれって、お願いされたって。
アブラハム: サラ~。かなわんなぁ。まあ、ほんまのこっちゃからしゃあないけどな。
けんど、あれは、神様の言いつけやあれへんでぇ。
お父はんが勝手に言ったことや。けんど、神様は、お父はんのついた
嘘でも、憐れまれはって、返って、使用人も家畜も増えて、
裕福になってしもた。
イサク: お父はん、神様にめちゃくちゃ祝福されてるやん。アビメレクっていう
人も言うはったらしいな。「何をしても、神はあなたと共におられる」
ゆうて。お母はん、言うてたはったで。
アブラハム: お母はん、そんなことも言うてはったか。人間な、裕福になって、
他人様から認められるようになると、傲慢になりやすい。なにもかも、
自分の力でここまでやって来たと思てしまいがちになる。
傲慢は怖いでぇ。お母はんとお父はんの間には、長いこと子どもが
なかった、けんど神様が、息子が生まれる、そして星の数ほどに子孫が
繁栄するゆうて、なんども約束してくださった。お父はん、年よりに
なるまで、ずっと、その神様の約束、信じてたんや。それで、おまえ
イサクが生まれた。お父はんもお母はんも高齢やから、自分の努力で
おまえが生まれたんとちゃう。神様の授かりものや。いや、神様からの
預かりものやちゅうたほうがええわ。神様が約束をはたしてくださった。
これでもうお父はん、安心や。な~んも欲しいもんはない。大満足や。
イサク: お父はん、大満足や、ゆうてはんのに、なんで泣いてるん?
アブラハム: いや、ちょっと煙が目に入ったんや。イサク、明日は早いからもう寝よ。
あの二人の若い連中は、もう横になってんで。イサクも寝なさい。
お父はんも横になるさかい。
イサク: お父はん、では、さきに横にならしてもらいます。おやすみなさい。
アブラハム: ああ、お休み。
★翌朝、結局、一睡もできなかったアブラハムに、イサクがあいさつします。
イサク: お父はん、おはようございます。
アブラハム: ああ、おはよう。よう寝れたか。そりゃ、よかった。
(若者ふたりの方をみて)
あなたがたは、ろばといっしょに、ここに残っていなさい。
私と子どもとはあそこに行って、礼拝して、あなたがたのところに
戻って来るさかい。あんじょうたのみますよ。
(イサクの方をみて)
さあ、イサク、行こか。全焼のいけにえの薪、全部背負ってや。
お父はん、火と刀とを持つさかい。
イサク: お父はん、えらい疲れているようやけど、あまり眠られへんかったんか。
アブラハム: いや、そうか?。気のせいやて。お父はん、嬉しいんやで。
おまえといっしょに、二人っきりで礼拝ささげることができるんやから。
イサクは神様からの預かりものや。神様がイサクから、星の数ほどに
子孫が繁栄する、ゆうって約束してくださった。それが、嬉しゅうてな。
神様は約束を守られるお方や、死んでも生きるんや。死んでもな。
イサク: 今日のお父はん、なんか変やな。死んでも生きるって誰のことや。
あ、まさか、お父はん、年取ってるから、もうすぐ死ぬと思てんのと
ちゃうやろな。お父はん、長生きするから、大丈夫やて。
わても結婚して孫も抱いてほしいし。星の数ほど子孫増えんねやろ。
あ、また、涙して。
アブラハム: 年とったら、涙腺がゆるなって、かなわんわ。
孫か、嬉しいことゆうてくれるやないか。孫なぁ、抱きたいなぁ。
★ふたりはまた、無言で道を進んで行きました。ふと、イサクがその沈黙を破ります。
イサク: お父はん。
アブラハム: なんや、イサク。
イサク: 火とたきぎはあるけど、全焼のいけにえのための羊は、どこにあるん?
アブラハム: イサク、あのな、神様ご自身が全焼のいけにえの羊を備えてくださるから、
心配せんでええ。
★ふたりはまた、無言で道を歩き続けました。そして、とうとう、ふたりは神がアブラハムに告げられた場所に着き、アブラハムはその所に祭壇を築いたのでございます。。
アブラハム: やっと着いたな。イサク、背負てる薪おろして、並べて祭壇つくろか。
イサク: お父はん、疲れてはるでしょ。
わてがしますよって、そこで休んでおくんなはい。
アブラハム: そうか。悪いな。ほな、そうさせてもらうわ。
イサク: ちゃんとできてるかどうか、後で見ておくんなさい。
★イサクは、せっせと薪をならべて、祭壇をつくりました。
イサク: お父はん、できましたけど。これでよろしいか。
アブラハム: うん、うん、立派なもんや。(涙)お前も、一人前になったなぁ。
お父はん、嬉しいでぇ。
イサク: また、泣きはる。今日のお父はん、おかしいでぇ。
アブラハム: 煙が目に染みてなぁ。
イサク: お父はん、まだ火つけてませんけど。
アブラハム: ああ、そやったなぁ。汗や汗、汗が目に入ったんや。
さあ、支度しょうか。
イサク: 支度しょうか、ゆうったって、お父はん、いけにえの羊は?
アブラハム: 神様が備えてくださる。イサク、ちょっと目つぶって両手だしてみぃ?
手は、にぎっといてな。
イサク: こうですか。、、、あっ! お父はん、何しまんのんな!
わての両手しばって。
アブラハム: イサク、今からお父はんの言うこと、落ち着いてきいてや。
イサク: 聞きます。けんど、お父はん、両手しばらんかて、聞くことはできる。
アブラハム: 黙って聞いて。数日前のことや。神様がな、お父はん、呼ばれはったんや。
「アブラハムよ。あなたの子、あなたの愛しているひとり子イサクを
連れて、モリヤの地に行きなさい。そしてわたしがあなたに示す一つの山の上で、全焼のいけにえとしてイサクをわたしにささげなさい。」
イサク: イサクって、わてをかいな!
アブラハム: しー、黙って聞いといて。
そのように、神様言いはったんや。お父はん、神様の告げられた通りに、
生まれ故郷のウルを離れて、ずっと神様にしたごうてきた。
それは、神様を信じてたからや。まあ、間違いもようよう犯してきた。
おまえも知っている通りや。けんど、その都度、神様に謝って、
仕切り直しや。神様はそのたんびに祝福してくださった。
ありがたい話や。そして、一番嬉しかったんは、年寄り夫婦には、
でけへんはずの息子、おまえが授かった、神様の約束どおりにな。
これで、お父はんも安心して、死ねると思てた。
ところがや、さっきの神さまのお言葉や。
イサク: わては、神様の約束どおり、生まれた。けんど、嫁さんも子どもも
おらへんのに、どうして、全焼のいけにえにならなあかんねんな。
アブラハム: そこやがな。お父はんにも分からへん。けんど、今まで神様が約束を
守らなかったことは一度もあれへん。おまえの母違いの兄弟、
イシュマエルかて、生きのびて子宝に恵まれているといううわさや。
神様はおっしゃった。「はしための子、イシュマエルのこっちゃけどな、
そのはしための子も、わたしは一つの国民としよう。
彼もあなたの子だから。」
イサク: お父はん、こんなときになんでダジャレはさむん。
アブラハム: こんなときやからこそ、ダジャレはさまんと、やりきれんねや。
神様はな、こうもおっしゃった。
「イサクから出る者が、あなたの子孫とよばれる。」
イサク: ほんなんやったら、わて、死なんでもええんとちゃうの。
アブラハム: さ、そこやがな。全焼のいけにえ、ちゅうのは、神様に心を尽くして
従うことの現れや。全きの信頼をして、
神様にすべてをおゆだねするちゅうことや。
おまえは、神様の授かりもの、いや預かりものや。
神様がイサクを差し出せと言われはんねんから、
差し出さんわけにはいかん。けんど、神様はイサクから子孫がでる
と言われはったんやから、それもほんまのこっちゃろぅ。
イサク: それやったら、わては死んでも生きるちゅうことか。全焼のいけにえ
やからすべて灰になってしまう。けんど、その灰からわてが
生き返るちゅうことか。
アブラハム: 神様には不可能はない。無から有を造り出すお方やから。
わてらの先祖、アダムも土のちりから造られたと聞いとる。
灰から、おまえをよみがえらせてもくれはる、、、やろ、知らんけど。
イサク: お父はん、知らんのかいな。
アブラハム: お父はんにも分からんものは分からん。けんどな、お父はんは、
そう信じることにしたんや。神様からお預かりしたイサクを
お返ししようって、決めたんや。イサク、お前は死んでも生きるんや。
イサク: お父はんが、そう思うんやったら、わてもそう信じる。
お父はんの神様を信じる。
アブラハム: よう言うてくれた。それでこそ、お父はんの息子や。
イサク: はぁ、この祭壇な、自分が横になるとはなぁ。わて、重たいから、
自分で祭壇のぼるで。のぼったら、足もくくってや。
じたばたしとうないから。
★イサクは、祭壇にのぼり、静かに目を閉じた。アブラハムは、手を伸ばし、刀をとって、涙ではっきりと見えなくなっている息子イサクをほふろうとした。その瞬間。(バン!)
主の使い: アブラハム。アブラハム。
(アブラハムは、刀をおいて、その場にひれ伏し、)
アブラハム: はい。ここにおります。
主の使い: 「あなたの手を、その子に下してはならない。その子に何もしては
ならない。今、わたしは、あなたが神を恐れることがよくわかった。
あなたは、自分の子、自分のひとり子さえ惜しまないでわたしに
ささげた。
★アブラハムが目を上げて見ると、見よ、角をやぶにひっかけている一頭の雄羊がいました。アブラハムは行って、その雄羊を取り、それを自分の子の代わりに、全焼のいけにえとしてささげたのでございます。そして、再び、声が聞こえます。
主の使い: 「アブラハム。これは主の御告げである。わたしは自分にかけて誓う。
あなたが、このことをなし、あなたの子、あなたのひとり子を惜しま
なかったから、わたしは確かにあなたを大いに祝福し、あなたの子孫を、
空の星、海辺の砂のように数多く増し加えよう。そしてあなたの子孫は、
その敵の門を勝ち取るであろう。あなたの子孫によって、地のすべての
国々は祝福を受けるようになる。あなたがわたしの声に聞き従ったから
である。」
―――――
●聞き従うところに、信頼と愛がございます。そして、天の父なる神様の祝福が大いに降り注がれます。そして、主の声に聞き従う時、私たちは、主が私たちの必要をすべてご存じで、前もって備えてくださっておられることに気づくのであります。アブラハムはそれを「アドナイ・イルエ」と表しました。「主はみておられ、すべての必要を備えてくださる」という意味です。無から有を造られる神に全幅の信頼を置き、必要は必ず満たされると信じ、私たちの愛する主の声に聞き従いましょう。
―――――
八: いやぁ、若さん、落語やりはるんやな。落語はてっきり、わてらの領分やと思てたわ。
熊: まあ、それはええやん。それよか、アブラハムはん、父親として、
自分のひとり息子であるイサクはんを手にかけなあかんねんて、辛かったやろうなぁ。
八: けど、凛々しくふるまってたでぇ。族長としての威厳というかな、
そんなもんも出てきてたような感じやで。21章であった、ほら、
アビメレクはんとの和解も堂々としとった。
妻のサラはんを妹やって偽ったときとは大違いや。
熊: わてな、アブラハムはんの主に従っている風格というかな、それが出てるのが、
22章の1節の神様への受け応えやと思うねん。
八: 神様が「アブラハム」って言いはって、アブラハムはんが
「ここにおります」って応えたことか。
熊: そや。すぐに応えはったやろ。それに、11節でも主の使いが
「アブラハム。アブラハム。」ってお呼びになったときも、すぐに、
「はい。ここにおります。」ちゅうて。
アダムはんの時とは大違いや。アダムはんとエバはんは、裸であることに気が付いて、
木の間に隠れはった。あん時、神様は、「アダム、エバ」って呼びまわってたはずや。
それやのに黙りこんで隠れてしまいはった。善悪を知る木の実を食べてしもたから、
バツが悪かったんやろな。
それに比べて、今回のアブラハムはんは、「ははー」、てな感じで、
呼ばれることに常に心の準備ができとる。わてらもああでなかったらあかんわな。
八: 熊はさすがやな。あの神様の呼びかけとアブラハムはんの応答だけで、
神様の声を聞く準備が常にできてるかどうか、分かるんやから。
熊: 「主の声に聞き従う」ちゅうのは、まず初めに主の声が聞こえんとあかん。
そして、主の声を聞こえるようになるには、主の声に敏感でないとな。
そんで、主の声に敏感になるには、主を大好きでないとあかん。
八: せやなぁ。アブラハムはんは、神様大好きやったんやろなぁ。
わてらが、イエス様いのちのように、イエス様大好きなんとおんなじや。
熊: そう思えば、モーセはんも(出エジプト3:4)、サムエルはんも(1サムエル3:4)、
イザヤはんも(イザヤ6:8)、アブラハムはんとおんなじで、
「主よ何なりとおっしゃってください。もう従う準備はできております」てな、
もんや。
八: けんど、神様はアブラハムはんが、神様に従う準備ができているだけでは
満足せぇへんかった。神様と息子イサクのどっちを愛するか、ってアブラハムはんに
迫りはった。それが、息子イサクを全焼のいけにえとして差し出せというご命令やった。
年寄になってできた初めての息子や。目の中にいれてもかわいいはずや。
熊: いや、アブラハムはんかて、目の中に入れたら痛いちゅうか、
そもそも目の中にはいらんで。
八: あほう、そんなこと、誰でもわかっとるわ。よけいなところに茶々いれるんやない。
熊: その可愛い息子を溺愛しすぎて、神様を二の次にしてしまわんようにと、
神様がアブラハムに試練を与えはった。
八: そうや。アブラハムはんは、結局、その神様からのテストにパスしたんや。
熊: なんか、そう思たら、よみがえったイエス様がペテロはんに、「あなたは、
わたしを愛しますか」と3度言いはった(ヨハネの福音書21:15—17)。というのと
おんなじかもなぁ。ペテロはんは、イエス様を知らんって3度否定したから、
イエス様も3回お尋ねになって、ペテロはんを励ましはった。
いや、ペテロはんの信仰を確かめはったんや。
八: イエス様はわてらの信仰も確かめはってるのかもな。「わたしを誰よりも、
何よりも愛するか」って。わてらも、「はい、愛します」ときっぱり言えるように、
いつでも準備しておかなあかんなぁ。
熊: ほんまやで。ところで、八。今日の「アドナイ・イルエ」やけど、「主は見ておられ、
すべての必要を備えてくださる」という意味やったんやな。
「主は見ておられる」という意味がついているとは知らんかったわ。
まあ、見てはれへんかったら、何が必要なものなのかわからんもんなぁ。
八: それだけ、神様は、わてらを愛してくださっておられるちゅうこっちゃ。
愛してくださっているからこそ、イエス様をお送りくださった。イサクはんたちと同じ、
モリヤの山でイエス様は十字架にかかりはった。天の父なる神様は、
わてらを天国に迎え入れるために、イエス様をお送りくださった。
主は、いまも生きて働いておられる。
熊: やっぱり、「アドナイ・イルエ」や。
八: なんやそれ。
熊: そやかて、アドナイは、「主」やろ。主が生きておられる。「主が、いるえ」ゆうて。
八: また、ダジャレかいな。若さん、熊がダジャレ言い始めた。この辺にしておきますわ。
―――――
八さん、熊さん、ありがとうございます。熊さん、面白いことに気が付きはりましたなぁ。
「主の声に聞き従う」のは、まず初めに主の声が聞こえること。そして、主の声が聞こえるようになるには、主の声に敏感でないといけない。主の声に敏感になるには、主を大好きでないといけない。愛していないといけない。愛している人の声はよう聞こえますからね。そして、「アドナイ・イルエ」とは、「主は見ておられ、すべての必要を備えてくださる」ということで、主は常に私たちを見守っておられる。そして、イエス様がペテロに問うたように、「わたしを愛するか」と、私たちに常に問うてくださっておられます。私たちが、胸を張って、「私は主を愛します」と言えることが、結局、一番大切なことだと気づかされます。そのことで、愛する主の声に敏感になり、主にすなおに聞き従うことができるのではないでしょうか。
さて、今日も、宣言をしたいと思います。今日は、「私は主を愛します」です。
「私は主を愛します」「私は主を愛します」「私は主を愛します」
黙想をいたします。
黙想の時にお読みするのは、詩篇63篇です。
●黙想:
黙想の前に、イエス様のお言葉をお聞きください。ヨハネの福音書20章21節。
「平安があなたがたにあるように。父がわたしを遣わしたように、私もあなた方を遣わします。」
黙想いたします。詩篇63篇。
黙想時の曲
[Vol.25] 魂の安息を与えるCCMピアノ - クリスチャンBGM
https://www.youtube.com/watch?v=WdN8ea63Zb0
●祈り
●主の祈り
天にまします我らの父よ
ねがわくは、御名をあがめさせたまえ
御国を来たらせたえ
御心の天になるごとく
地になさせたまえ
我らの日用の糧(かて)を、今日も与えたまえ
我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく
我らの罪をもゆるしたまえ
我らをこころみにあわせず
悪より救いだしたまえ
国とちからと栄えとは
限りなくなんじのものなればなり
アーメン。
【YOUTUBE配信終了】
賛美⑥:主の癒し受け取ろう
https://www.youtube.com/watch?v=KuuaX0EfjPw
讃美⑦:イエスがいるから
https://www.youtube.com/watch?v=yHraxLa3ZEg
●礼拝と献金の感謝の祈り
(小阪チャペルでは、献金は教会に入ってきたときに、感謝と悔いた心をもって捧げます。)
●頌栄:新聖歌63番「父御子御霊の」
https://www.youtube.com/watch?v=0gKUQaaKTqM
●祝祷:民数記6:24-26、2コリント13:13、エペソ3:14-21
●新聖歌59「アーメン」(アーメン)Ⅶ 四唱 MIDI鍵盤によるオルガン演奏
https://www.youtube.com/watch?v=SPZdXDlscT0
●閉会
●連絡
次回の7月24日 午後5時から小阪チャペルにて、主日礼拝。
聖書:創世記22章