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メッセージ主題:『新たなる故郷』

ぶどうの木キリスト教会 小阪チャペル

2022.7.31主日礼拝式 

(しばらく夕拝だけとさせていただきます。夕拝のあと、軽く愛餐の時をもちます。)

●午後5時開会:ただいまより、2022年7月31日主日礼拝式を始めます。

礼拝は、私たち自身を神様に献げ、神様の御名をほめたたえ、神様の御声を聞く時間であります。

さあ、私たちの賛美のいけにえを喜びをもって主にささげましょう。

賛美①:慈しみ深き

https://www.youtube.com/watch?v=tjbyanYNDBs

賛美②:生ける限り主を

https://www.youtube.com/watch?v=r-M4O5Xr0Kc

●使徒信条

我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。

我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。

主は聖霊によりてやどり、処女マリヤより生れ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、

十字架につけられ、死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、

天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり。

かしこより来りて生ける者と死にたる者とを審きたまわん。

我は聖霊を信ず。聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、身体のよみがえり、

永遠の生命を信ず。アーメン。

賛美③:愛の絆 (7月の歌)

https://www.youtube.com/watch?v=TaIUDJUsvYU&list=RDZWktcXSPVCY&index=20

賛美④:慕い求めます

https://www.youtube.com/watch?v=ofFHpYHlwpI

●十戒

あなたには、わたしのほかに、ほかの神々があってはならない。

あなたは、自分のために、偶像を造ってはならない。それらを拝んではならない。    それらに仕えてはならない。

あなたは、あなたの神、主の御名を、みだりに唱えてはならない。

安息日を覚えて、これを聖なる日とせよ。

あなたの父と母を敬え。

殺してはならない。

姦淫してはならない。

盗んではならない。

あなたの隣人に対し、偽りの証言をしてはならない。

あなたの隣人の家を欲しがってはならない。

讃美⑤:イエスはなれを呼び給う

https://www.youtube.com/watch?v=KKQA84tmklc

【YOUTUBE配信開始】

2022年7月31日 主日礼拝メッセージ

神様からのメッセージの前に2022年の年間聖句をいっしょに唱えましょう。

ローマ人への手紙12章1b-2節(新改訳聖書2017)

●「あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分をかえていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。」

●聖書拝読:創世記23章(新改訳聖書)

中心聖句:

「こうして、この畑地と、その中にあるほら穴は、ヘテ人たちから離れてアブラハムの私有の墓地として彼の所有となった。」(20)

メッセージ主題:『新たなる故郷』

改めまして、こんばんは。そして、お帰りなさい。

できるだけ、主の言葉に耳を傾け、聞きながら黙想してみてください。「聞く」ということを大切にしてみましょう。主が皆さんおひとりおひとりにお語り下さることを期待しましょう。

●メッセージ

アブラハムの妻、サラは、127歳で死に、●「アブラハムは来てサラのために嘆き、泣いた」とありますから、アブラハムはどこか用事で離れたところにいたのかもしれませんが、サラがいたヘブロンの地まで戻り、または、サラの天幕に入り、嘆き、泣きました。アブラハムが泣いたと記述されていますから、相当の悲しみが想像できます。それだけ、サラを愛していたのでしょう。

アブラハムのサラに対する愛は、サラの死を嘆き泣いただけでは終わりませんでした。愛するサラのために墓を建てようとしました。私たちは、「墓を建てる」ということを当たり前のように考えてしまいますが、アブラハムたちは寄留者であることを考えれば、それは、私たちが考えるより、はるかに難しい問題なのかもしれません。寄留者というイメージがつかなければ、たとえば旅人と考えればよいでしょう。旅の途中で連れ合いが死んでしまえば、今でこそ、運搬手段はたくさんあるかもしれませんが、その当時は、その土地のどこかに、たとえば人里離れたところに、埋めるしかないのです。埋めたところに目印として石を置いたり、木を植えたりするかもしれませんが、旅人がその目印のところを頻繁に訪れることはないかもしれません。

当時の埋葬は、横に穴を掘り、死体を寝かせるような方法でしたから、そんな状況下の中で、アブラハムは墓の土地を先住民であるヘテ人から買い求めようとします。町の門には、その町の長老たちが集まり、町に入ってくる人々をチェックする役目もありますが、今でいう、町議会や市議会の機能も兼ね備えていました。アブラハムは、その長老たちの前で、ヘテ人エフロンの畑地を買い取らせてくださいと申し込みます。エフロンは公の購入の儀式の中で高額な値段をふっかけますが、アブラハムはその値段を受け入れ、●「マムレに面するマクペラにあるエフロンの畑地、すなわちその畑地とその畑地にあるほら穴、それと、畑地の回りの境界線の中にあるどの木も」アブラハムの所有となりました。アブラハムは墓地が欲しかっただけですが、エフロンは、法外な値段で、その周囲の畑地も売ってしまいました。これが、アブラハムが最初に所有した土地で、その目的は愛するサラの墓を建てるためでした。さて、23章はここで終わっていますが、アブラハムの子孫は、神の約束どおり、最終的にこの地域の土地を所有することになります。

墓を建てるために、その土地を所有するということは、その地域に定住することとなります。アブラハム一族は寄留者の立場から、定住者へと、それも神の約束されたカナンの地での定住の道を歩み始めます。どこに住まいを定めるのかは、とても大切なことです。アブラハム一族は神に従い、神の約束の地、カナンの地に定住していきます。彼らは、彼らの新たなる故郷をカナンの地と定めたのであります。

さて、では、私たちはどうでしょう。私たちは、それぞれに自分の生まれ故郷はあります。しかし、アブラハムは、神の声に従って、生まれ故郷のウルをでて、カナンの地に導かれました。私たちは、聖霊様によって、イエス・キリストを信じ、天の御国へと導かれているのではないでしょうか。私たちの肉体はまだこの世にありますが、しかし、イエス様がご自身の命をもって、天の御国に私たちの居場所を作ってくださっておられます。私たちが定住する場所を空けてくださっています。イエス様はおっしゃいます。ヨハネの福音書14章1-3節●「あなたがたは心を騒がしてはなりません。神を信じ、またわたしを信じなさい。わたしの父の家には、住まいがたくさんあります。もしなかったら、あなたがたに言っておいたでしょう。あなたがたのために、わたしは場所を備えていくのです。わたしが行って、あなたがたに場所を備えたら、また来て、あなたがたをわたしのもとに迎えます。わたしのいる所に、あなたがたをもおらせるためです。」

私たちの心は、イエス様を信じた時点で、天の御国にあるとも言えるのではないでしょうか。しかし、問題は、あなたの心は、天の御国で寄留者のままなのか、それとも定住者なのか、ということです。心が寄留者とは、イエス様を信じてはいますが、不安定で、イエス様に拠り頼みたいと思いつつ、自我や自尊心がじゃまをする人のことです。また、心が定住者とは、イエス様に全幅の信頼を寄せ、イエス様から離れない、またはすぐに悔い改めてイエス様に寄り添っている人のことです。もちろん、完璧な人はいません。しかし、神様を喜び、神様に喜んでいただくことを人生の目的とする人は、天の御国に心が定住している人です。天の御国は新たなる故郷になっている人です。ある人は、その人のことを天国人とよびます。また、天の御国を国籍とする人とも言えるでしょう。そして、その人は何をしても栄えるのです。なぜなら、神様が共におられるからです。それは、あたかもアブラハムに対してアビメレクが告げたことばを同じです。創世記21章22節●「あなたが何をしても、神はあなたと共におられる。」そして、神が共におられるということは、何をしても栄え、祝福があるということです。ヤベツはそのことを祈りであらわしました。歴代誌第一4章10節●「私を大いに祝福し、その地境を広げてくださいますように。御手が私とともにあり、わざわいから遠ざけて私が苦しむことのないようにしてください。」祈りは確信へと変わります。ヤベツは、『神が共におられ、生きて働いてくださっていることで、祝福をうける、何をしても栄える』という確信をえられたに違いありません。そして、その確信をえられる方は、心が天の御国での定住者なのです。どうか、天の御国の寄留者ではなく、定住者となりましょう。天の御国が、私たちにとって新たなる故郷となる。イエス様はそのように私たちの居場所を天に整えてくださったのですから、私たちは、大いに、天に国籍をもつ者、天の御国を新たなる故郷とする者、天国人として、心を天の御国の定住者として、大いに主を賛美し、主のほめ歌を歌わせていただきましょう。ヨハネの黙示録では、天では次のように主を賛美していると記されています。(5:12-13)

●「ほふられた小羊は、力と、富と、知恵と、勢いと、誉れと、栄光と、賛美を受けるにふさわしい方です。御座にすわる方と、小羊とに、賛美と誉れと栄光と力が永遠にあるように。」

さあ、私たちも、天での賛美と同じように、この地上でも主を賛美いたしましょう。

●「ほふられた小羊は、力と、富と、知恵と、勢いと、誉れと、栄光と、賛美を受けるにふさわしい方です。御座にすわる方と、小羊とに、賛美と誉れと栄光と力が永遠にあるように。」

アーメン!

さて、今日は少し早いのですが、天国長屋の八さん、熊さんに登場していただきます。

八さん、熊さん、よろしくお願いいたします。

―――――

八: 若さんのメッセージの最後、なんやシュプレヒコールみたいやな。

なんか、天の御国と同じように、神様を賛美できるやなんて、嬉しい限りや。

熊: ほんまやなぁ。「ぼろは着てても心は錦」や。

八: なんやそれ、水前寺清子の歌かい。

熊: ちゃうがな、わてらは罪人や。罪まみれのボロボロの身体やけど、

イエス様によって、罪赦されて、聖霊様によって心はきれいになりつつあるんや。

だから、♬「ぼろは着てても心は錦、どんな花よりきれいだぜ~」

八: やっぱり、水前寺清子やないかいな。もう、かなわんなぁ。けんど、あれやな。

イエス様がわてらのために天国に居場所を作ってくださったやなんて、嬉しい話や。

熊: わてらは、神様によって造られた。そして、イエス様が、わてらのために

天に新しい故郷を造ってくださった。イエス様の尊いいのちを代償に、

天に故郷を買われたんや、わてらみたいな者のために。ほんまにもったいない話やで。

八: アブラハムはんは、愛する妻サラはん墓のために、惜しみなく大金はたいて、

その土地を買いはった。そして、のちのち、カナンの土地は、

アブラハムはんの子孫のものになっていく。神様の約束どおりや。

カナンの地が故郷(ふるさと)となっていくんや。

熊: けんど、わてらのふるさとは天の御国にあるんやから、わてらはほんまに恵まれてる。

八: 「ふるさとは遠きにありて想うもの」って、室生犀星(むろうさいせい)はんが

歌てはったけど、わてらは、あんな悲しいことになれへん。

熊: たしかに、室生犀星はんは、「故郷を離れて異郷での暮らしも辛いだろう。

しかし、辛いからといって故郷に帰るに帰られん」という

故郷を離れる決意の歌らしいけど、悲しい歌や。

八: わてらはちゃうで。イエス様がご用意してくださった天のふるさとに帰れることを

期待して、いや期待やなしに、確信して、今、神様を賛美するんやから。

「ふるさとは御国にありて憩うもの」や。熊、どや。

これがイエス様がしてくださったことや。

熊: そやそや。イエス様はわてらの心に、平安という助け主である聖霊様を授けはった。

わてらは、天の御国でのふるさとを想うたんびに、平安と喜びに包まれる。

それも聖霊様のお働きや。

この神様からの平安と喜びに包まれる限り、

わてらは、神様の道を踏み外すこともあらへんし、

いっつも神様が共にいてくださるさかい、何をしても栄える、祝福されるんや。

そのためには、やっぱり、聖書を読んで、主の御声を聞いて、

従おうとする態度が大事や。

八: それって、詩篇の1篇の歌みたいやな。

熊: ああ、あれやな。♬「主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。

その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。

その人は、何をしても栄える。」

八: そうそう、これが、天の御国をふるさととする人の歌や。

熊: 確かに、八の言うとおり、その歌も素晴らしい。

けんど、わてはやっぱり今日の若さんのシュプレヒコールや。みなさんもご一緒に。

●「ほふられた小羊は、力と、富と、知恵と、勢いと、誉れと、栄光と、賛美を受けるにふさわしい方です。御座にすわる方と、小羊とに、賛美と誉れと栄光と力が永遠にあるように。」

―――――

八さん、熊さん、ありがとうございます。本当に、イエス様がご用意くださった天の御国での故郷は、それを想うだけで、私たちに希望を与えてくれ、また、癒しも与えてくれます。創世記23章は、比較的短く、土地の所有のことが淡々と語られていますが、寄留者であるアブラハムが、土地を購入し、定住者の第一歩を踏み出す、部族にとっての「新たなる故郷」を造ったという意味において、とても大切な出来事が記されています。私たちの救い主イエス様は、私たちのために、尊いいのちの犠牲をはらって、天の御国に新たなる故郷を造ってくださいました。それだけではありません。聖霊様を通して、イエス様は私たちの心のふるさととなられたのです。イエス様ご自身が私たちの帰る場所となられたのです。日々、朝に夕なに、イエス様に帰りましょう。

では、いつも通り、宣言をしたいと思います。

今日の宣言は、「主はわがふるさと」です。三回宣言します。

「主はわがふるさと」、「主はわがふるさと」、「主はわがふるさと」アーメン!

黙想をいたします。

黙想の時にお読みするのは、詩篇90篇です。

●黙想: 

黙想の前に、イエス様のお言葉をお聞きください。ルカの福音書21章33節。

「この天地は滅びます。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません。」

黙想いたします。詩篇90篇。

黙想時の曲

[Vol.25] 魂の安息を与えるCCMピアノ - クリスチャンBGM

https://www.youtube.com/watch?v=WdN8ea63Zb0

●祈り

●主の祈り

天にまします我らの父よ

ねがわくは、御名をあがめさせたまえ

御国を来たらせたえ

御心の天になるごとく

地になさせたまえ

我らの日用の糧(かて)を、今日も与えたまえ

我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく

我らの罪をもゆるしたまえ

我らをこころみにあわせず

悪より救いだしたまえ

国とちからと栄えとは

限りなくなんじのものなればなり

アーメン。

【YOUTUBE配信終了】

 

賛美⑥:10000 reasons

https://www.youtube.com/watch?v=0EOUwUrsne4

讃美⑦:主よ、み手もて

https://www.youtube.com/watch?v=vUuBdy-_Qak

●礼拝と献金の感謝の祈り

(小阪チャペルでは、献金は教会に入ってきたときに、感謝と悔いた心をもって捧げます。)

●頌栄:新聖歌63番「父御子御霊の」

https://www.youtube.com/watch?v=0gKUQaaKTqM

●祝祷:民数記6:24-26、2コリント13:13、エペソ3:14-21

●新聖歌59「アーメン」(アーメン)Ⅶ 四唱 MIDI鍵盤によるオルガン演奏

https://www.youtube.com/watch?v=SPZdXDlscT0

●閉会

●連絡

次回の8月7日 午後5時から小阪チャペルにて、主日礼拝。

聖書:創世記24章