· 

礼拝メッセージ クリスマス・イヴキャンドルサービス福音落語「宿屋の主人」

ぶどうの木キリスト教会 小阪チャペル

2023.12.24主日礼拝式 

LINEグループ「小阪チャペル神の家族」ビデオ配信は4時50分ごろから。ビデオ・マイクともにオフ状態にして参加ください。

(しばらく夕拝だけとさせていただきます。夕拝のあと、茶菓とともに短く交わりの時をもちます。7時ごろ終了。)

●午後5時開会:ただいまより、2023年12月24日主日礼拝式を始めます。

●祈り

礼拝の心構えの聖句をいっしょに唱えましょう。

ローマ人への手紙12章1b-2節(新改訳聖書2017)

●「あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。この世と調子を合わせてはいけません。むしろ、心を新たにすることで、自分をかえていただきなさい。そうすれば、神のみこころは何か、すなわち、何が良いことで、神に喜ばれ、完全であるのかを見分けるようになります。」

続いて

●使徒信条

我は天地の造り主、全能の父なる神を信ず。

我はその独り子、我らの主、イエス・キリストを信ず。

主は聖霊によりてやどり、処女マリヤより生れ、ポンテオ・ピラトのもとに苦しみを受け、

十字架につけられ、死にて葬られ、陰府にくだり、三日目に死人のうちよりよみがえり、

天に昇り、全能の父なる神の右に座したまえり。

かしこより来りて生ける者と死にたる者とを審きたまわん。

我は聖霊を信ず。聖なる公同の教会、聖徒の交わり、罪の赦し、身体のよみがえり、

永遠の生命を信ず。アーメン。

今夜は燭火礼拝もどきをさせていただきます。普通の燭火礼拝ではないと思っていてください。

礼拝は、私たち自身を神様に献げ、神様の御名をほめたたえ、神様の御声を聞く時間であります。

私たちの賛美のいけにえを喜びをもってともに主にささげましょう。

賛美①:神のみ子はこよいしも

https://www.youtube.com/watch?v=NVmexJE5rmM

詩篇24編1~10節

賛美②:あめにはさかえ、み神にあれや

https://www.youtube.com/watch?v=PeVevtfACqA

イザヤ書9章5~6節

賛美③: 生けるものすべて

https://www.youtube.com/watch?v=43gr2N6drV0

ルカの福音書2章1~7節

賛美④:いざ歌え、いざ祝え

https://www.youtube.com/watch?v=Yt9_ahT4LPk

ルカの福音書2章8~20節

賛美⑤:まきびと羊を

https://www.youtube.com/watch?v=1HHuZMvvzXk

マタイの福音書2章9~11節

賛美⑥:ああベツレヘムよ

https://www.youtube.com/watch?v=cujkiewAltk

【YOUTUBE配信開始】

●2023年12月24日 主日礼拝メッセージ クリスマス・イヴ

福音落語「宿屋の主人」

宿屋の主人

(まくら)

商売というものは、良いときもあれば、悪いときもございます。まあ、浮き沈みがあって、気が許せないという意味では、飽きることはございません。ですから、商売のことを商いとも申すのかもしれませんが、今日のお話しは、イエス様がお生まれになられたベツレヘムでのことでございます。聖書には、ヨセフとマリヤが泊まろうとした宿屋のことは出てきますが、宿屋の主人のことはでてきません。が、しかしかえって出てきませんので、私どもみたいなものが、噺を作れるのでございます。宿屋の主人が表にでてきて、のれんをおろそうとしております。

(噺)

主人: 最近まで、変な病気が流行ってて、さっぱり旅人がおれへんなってたけんど、

もう、その病気にもみんな慣れてしもて、最近やったら、風邪にけがはえたような

きもちでおる。注意せなあかんけんど、宿屋にとっては嬉しいはなしや。

去年の今頃やったら、巡礼者もすくのうて、閑古鳥がないとった。

けんど、今年は、ローマの皇帝アウグストはん様様や。アウグストはんが、全世界

の住民登録をせよとご命令をなさって、ユダヤ人はみなさん、故郷のベツレヘム、

わてのおるここやけど、そのベツレヘムに上ってきはった。今日も宿屋は満室や。

感謝や感謝。感謝感激雨あられ。さあ、もう今日は店じまいや。そろそろ、のれん

しもとこかいなぁ。それにしても、さぶいなぁ、よう冷えるわ。今年は、秋があれ

へんかった、これこそ秋ないやな。けんど、寒いさかい、野宿する連中もおらん、

秋ない、から商い繁盛や。や、結構結構。結構毛だらけ猫灰だらけ、やな、

知らんけど。

ヨセフ:あのう、すいません。

主人: はい。なんでございましょう。

ヨセフ:今夜泊まりたいのですが、、、

主人: もうしわけありまへん。今日は満席でして、空きありまへんねや。

ヨセフ:商いしてないんですか。

主人: いえいえ、商いはしてまっせ。空(から)の部屋ないんですわ。

ヨセフ:お金は払いますよ。なにもタダで泊めてくれとはいいません。

主人: 誰がタダで泊めると言いました。うまいこと聞き間違えはりますなぁ。

空きの部屋がないんですわ。

ヨセフ:秋の部屋じゃなくても、冬の部屋でいいんですけど。寒いですからねぇ。

主人: その季節の秋やのうて、、、、ああん、もう、話がかみあわんなぁ。

ヨセフ:実は家内が身重で、もう生まれるかもしれんのですわ。

主人: それやったら、なおのこと、ほかの宿屋、あたってみはったらどうでっか。

ヨセフ:当たりはありませんでした。みんなはずれです。

主人: いや、その当たりやのうて。

ヨセフ:ここが、最後なんです。辺りの宿屋はみんな満室で。

主人: なんや、満室ちゅうたら、話が通じるんかいな。なんぎなお人やな。

うちも満室ですねん、悪いけんど。

ヨセフ:どこでもいいんです。ご主人。雨露がしのげたら、ほら、あそこの家畜の洞穴でも。

あの洞穴やったら、雨露しのげますし、風もあんまり入ってこないような

気がします。

主人: お客さん、ほんまにええんでっか。あそこでええんやったら、ダダでもよろしい。

けんど、ロウソク代だけは、いただきまっさかいな。うちも商売でっさかい。

ヨセフ:はい、それで結構です。助かります。ありがとうございます。

主人: はい、これ、明かり。奥の方にわらが積んでまっさかいにな、

そこをベッドがわりにしてもろたらええですから。

くれぐれの火には気をつけておくんなさいな。

ヨセフ:ありがとうございます。この御恩は一生わすれません。

主人: まあまあ、そんなにおおげさに、いわいでも。なにかあったら、この横の

こんまい家(うち)が、わての家でっさかいな。よろしゅうたのんます。

ヨセフ:ご主人ありがとうございます。おやすみなさい。

―――――

その夜更け、ヨセフがあわてたようすで宿屋の主人の家の戸をたたきます。

―――――

ヨセフ:すいません。ご主人さん。すいません。

主人: なんや、この夜更けに。どうしました。

ヨセフ:家内が、家内が。

主人: なんか、怖い事がありましたか。おっかない、おっかない、いいはって。

あ、ひょっとして、オオカミでもでましたか。

近頃、よう出没しまんねんや。

え、ちゃいまんの?!

ヨセフ:妻が産気(サンキュ)づきました。

主人: いやいや、奥さんに、わざわざ「ありがとう」って言ってもらわんでも。

え、ちゃいまんの?!サンキュウとちゃいまんの。

ヨセフ:子供がうまれそうなんです。

主人: あ、そら、えらいこっちゃ。奥さん、初産(ういざん)かいな。

ん、ん、そやったら、わて、お湯とタオルよういしてきまさかい。

奥にいらっしゃる、奥さんのところに、つきそっておいてあげなさいな。

―――――

「おぎゃー、おぎゃー」

―――――

主人: おお、もう生まれた!急いで、このタライもっていってあげないとな。

(馬小屋へ)

ご主人、ここにお湯とタオルと置いときまっせ。

(家にもどりながら)

赤ん坊、男の子かいな、女の子かいなぁ。明日、顔みさせてもらおう。

(家に入ろうとする)

羊飼い:こんばんは、おやじさん。

主人: おお、びっくりした。どっから現れてくんねんな。

(明かりごしに)

あんたら、羊飼いの連中やないかいな。羊飼いは野宿するんやろ、部屋ないで。

金ももっとらんやろうしな。

羊飼い:泊まるつもりはもうとうないで。そやないんや。

ちょっとたずねるけど、ここらへんで、赤ん坊うまれへんかったか。

主人: あ、それやったら、、、(あわてて口に手をあてて)「あぶないとこや」

あんたら、なんで、赤ん坊なんか捜してんのんな。

羊飼い:実はな、おいら、野宿で羊の夜番してたんや。ほんならな、天使はんみたいな人が

あらわれて、こう言いはった。

「恐れることはありません。今、私はこの民全体のためのすばらしい喜びを知らせ

に来たのです。きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」って、言いはんねん。

せやから、おいら、こうやって、赤ん坊を捜しに来たんや。

ほんで、赤ん坊おんのかいな。

主人: あ、あ、そういうこっちゃったら、あそこの家畜の洞穴に。

羊飼い:あんがとう。ちょっくら、お顔、見に行ってくるわ。

主人: ほんまに、あの赤ん坊がキリスト? わてらユダヤ人が待ちに待って期待している

救い主キリスト?、、、、いやいや、あれへんあれへん。羊飼いの連中、夢でもみた

んとちゃうか。あぶないあぶない、たぶらかされるとこやった。

博士: ご主人、お尋ね申す。

主人: ああ、びっくりした。あんたらもどっからともなく現れてくんなぁ。

ひっくりさせんといてぇや。

博士: それはそれは、失礼つかまつった。当方、東方からきた占星術をたしなんでおる

もので。

主人: 東宝?東宝って、あのゴジラがでてくるやつか。モスラも同なじとこやったけ。

ガメラもいっしょやったか。

博士: ガメラは大映でござる。

主人: ああ、そうかいな。そんなん、どっちゃでもええわ。そんで、あんたがゴジラ?

こちらさんがモスラで、あちらさんがラドンで、、、、ほんで、キングキドラさんは

どこにいはんのかな。

博士: われらは、星占いのものであって、、、

主人: はぁ~、また、でかい商売してまんな。星を売りまんのか。わては、宿屋でなぁ、

星はほしでも梅干しぐらいしか、うってへんねんや。星売りを押し売りされるのは

かんにんやで。夜中の押し売り、もう結構、結構、コケッコッコーや。

博士: ご主人、なにか勘違いをされておられるようだが、われらは、星に導かれてきたも

ので、このあたりで、みどりごが生まれてはおらぬか。

主人: みどりのお子さんはしらんなぁ。星に導かれて、みどりの子?、、、、

ははぁん、あんさんらは、ひょっとして宇宙人? あ、東宝やから、バルタン星人!

博士: バルタン星人は、円谷プロ。

主人: あ、みどりの子って、あれやあれ、なんやったっけ、ナメクジやのうて、、、、

あ、思い出した、ナメック星人!

博士: それは、ドラゴンボール、東映配給。

もう、その辺でよろしいか。ご主人、われらがさがしておるのは赤ん坊だ。

主人: はじめっから、赤ん坊って言ってくれたらええのに。ややこしいのか来たなぁ。

博士: なにか申したか。

主人: いいえ、こちらのことで。赤ん坊でしたら、あそこの家畜の洞穴にいます。

博士: さようか。手間を取らしたな。われらはわれらの王に会いに来たのだ。

では、さらばじゃ。

主人: では、さらばじゃ、ゆうったって、目と鼻の先なんやけど。

「われらの王」ちゅうてゆうてはったなぁ。あの赤ん坊が王かいな。

あらららら、また、仰々しい行列やでぇ。

あの方々がもっているのは、黄金、乳香、没薬、えらい高価なもんばっかりや。

これって、あの赤ん坊へのお誕生プレゼント?あの赤ん坊いったいないもん

なんや。あとで、あの人たちがかえったら、ちょっと覗いてみよか。

(しばらくして)

主人: ようよう、あの人たちも帰りはったな。(ヨセフに声をかける)

ご主人、この度はおめでとうさんです。

ちょっと、赤ん坊の顔、おがましてくださいね。

あら、まあ、めいこいお子。男の子でっか、女の子でっか。

男の子でっか。そやな、あの羊飼いたちがキリストちゅうてはったさかいな。

男の子やわな。この子がわてらユダヤ人の王となりまんのかいな。

こんなみすぼらしい家畜の洞穴でうまれはって、、、

王子様にしては、またきちゃない飼い葉おけに寝かされてはるわ。

けんど、むじゃきな顔して、、、

この子見てると、心があったこうなってくるわ。

なぁ、王子さまか、、、なんかかわいそうになってくるなぁ。

それにやで、えらい寒いな、ここ。

このままやったら、風邪ひいてしまうかもしれへん。

せや、わての部屋使ってもらおう。あの家、一つの部屋しかないねんけど、

4人が寒さをしのぐには十分やろ。

(ヨセフに向かって)

ご主人さん、提案があるんやけどな。

ヨセフ:はい、なんでしょう。

主人: ここな、寒いやろ、そやから、ややこが風邪ひくとアカン。

それに、こんなにかわいらしいお子、飼葉おけに寝かせておくのは忍びない。

せやから、わての家に来いひんか。

ヨセフ:ご主人、よろしいんですか。

主人: 遠慮なんかせんでええ。四人で寝るには、ちょいと狭いかもしれんけど、

温かくなることは確かや。

それにな、わて、知ってしもたんや。羊飼いたちがきたやろ。そいつらが、

この赤ん坊がキリストになるって、それに東方の占星術師さんたちがきて、

この子がイスラエルの王になるって。聞いてしもたんや。

ヨセフ:たしかに、羊飼いたちも占星術師たちもそんなことを言っていましたし、

実はわたしも夢の中でお告げがありまして、

「この子はインマヌエル、神が私たちとともにおられる、

そのインマヌエルと呼ばれる」と。

主人: さよか、やっぱりなぁ。ほんなら、この子は救い主キリストで、イスラエルの王と

なられる。

やっぱり、おたくさんたちは、わての家に泊まってください。

王様を家畜の洞穴に泊まらせるわけにはいきまへん。

この子がわてらの王様になるんやから。

主人: わてはいちおう宿屋の主人や、けんど、心はさびしかった、

心の中はからっぽやったんや。

それが、この赤ん坊をみたとたん、心があったこうなった。なんか、空っぽの心を

埋めてくれるような気がしたんや。わては宿屋の主人、けんど、わての心の主人はこの子や。キリストがわての心の主人や。

この子が、わての心にいるから、喜んで商売ができる。

ヨセフ:ご主人、それはどういう意味ですか。

主人: この子は、わての心の空きをうめてくれた。これこそ空きないや。

(終わり)

イエス様が、お生まれになられたのは、私たちの罪を肩代わりし、信じる人たちに永遠のいのちを約束されるためです。その上で、この世にあって、私たちの心をいやし、心を平安と喜びでみたしてくださいます。皆さまがイエス様を受け入れ、皆さまのこころにイエス様がお生まれ下さるよう、お祈りいたします。

ヨハネの福音書3章16節

「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」

●祈り

●主の祈り

天にまします我らの父よ

ねがわくは、御名をあがめさせたまえ

御国を来たらせたえ

御心の天になるごとく

地になさせたまえ

我らの日用の糧(かて)を、今日も与えたまえ

我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく

我らの罪をもゆるしたまえ

我らをこころみにあわせず

悪より救いだしたまえ

国とちからと栄えとは

限りなくなんじのものなればなり

アーメン。

【YOUTUBE配信終了】

賛美⑧:荒野の果てに

https://www.youtube.com/watch?v=tu2DkC5L8_A

賛美⑨:きよしこの夜

https://www.youtube.com/watch?v=8vla5GwF1dg

●礼拝の感謝の祈り

(小阪チャペルでは、献げものは教会に入ってきたときに、感謝と悔いた心をもって捧げます。)

●頌栄:新聖歌63番「父御子御霊の」

https://www.youtube.com/watch?v=0gKUQaaKTqM

●祝祷:民数記6:24-26、2コリント13:13、エペソ3:14-21

●新聖歌59「アーメン」(アーメン)Ⅶ 四唱 MIDI鍵盤によるオルガン演奏

https://www.youtube.com/watch?v=SPZdXDlscT0

●閉会

●連絡

次回の12月31日 午後5時から小阪チャペルにて、主日礼拝。「小阪チャペル神の家族」LINE配信

聖書: 使徒の働き20章

12月31日午後11時~12時15分 新年待望賛美と祈りの時 「小阪チャペル神の家族」LINE配信

2024年1月1日午前11時~12時 元旦礼拝 「小阪チャペル神の家族」LINE配信

「ぶどうの木キリスト教会小阪チャペル」ホームページ

https://vinechristchurch.jimdofree.com/