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★メッセージ: 『けったいや、神の国が近づいた』

ぶどうの木キリスト教会 小阪チャペル早朝礼拝 2024.12.29

★祈り

★賛美: 『荒野のはてに』

★メッセージ: 『けったいや、神の国が近づいた』

マルコの福音書

1章14-15節

「ヨハネが捕えられた後、イエスはガリラヤに行き、神の福音を述べ伝えて言われた。『時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。』」

初めて「神の国」と聞いたら、多くの人は、昔話や物語に聞くような「天国/極楽」みたいなことかな、とか、死んだ後に良いことをした人の魂が行く、平和で楽しい場所、というようなイメージを持つかも知れません。しかし、聖書で用いられている「国」という言葉は、そもそも国土や場所を表す言葉ではありません。これは「王であること」や、その「支配」「主権」を意味する言葉です。つまり、「神の国」というときには、それはどこかの場所ではなくて、神が王となって支配なさる、ということを表しており、「神の支配」という意味なのです。

ですから、神の国は、人が死んだ後に行くような「場所」などではありません。

神の御子、主イエスは、まことの人となってこの世に来られ、「時は満ち、神の国は近づいた」と宣言されました。「神の国」は、この地上を生きている者、わたしたちに「近づいて」くるものです。時は満ち、神の国、つまり神の支配が近づいた、というのは、この世に、ここに、王なる神の支配が及ぶ、その時がついに来た、ということなのです。

わたしたちは、「支配」というと、あまり良い印象を持ちません。わたしたちの世における「支配」というのは、人を従わせる強制的な力を持つからです。わたしは、この「神の支配」とは、神がアダムとエバのために用意してくださった、「エデンの園」のようなところではなかったかと考えています。「エデンの園」というと「場所」をイメージしてしまいそうな感じですが、創世記2章では、次のようなエデンの園に関する記述があります。

●「一つの川がエデンから湧き出て、園を潤していた。」(10)

●「神である主は人を連れて来て、エデンの園に置き、そこを耕させ、また守らせた。」(15)

●「神である主は人に命じられた。『あなたは園のどの木からでも思いのまま食べてよい。しかし、善悪の知識の木からは、食べてはならない。その木から食べるとき、あなたは必ず死ぬ。』」(16-17)

神はアダムとエバに比較的自由にエデンの園を耕させ管理させました。しかし、ひとつだけやってはいけない事、それが「善悪の知識の木から食べてはならない」というものでした。神の国であり神の支配の中では、私たちは、ある禁止事項はあったとしても、それさえ守っていれば、比較的自由に行動できる世界であるでしょう。

ここでのある禁止事項とは「善悪の知識の木の実を食べてはならない」というもので、その果実によって、創造主である神と対等となれるという傲慢が生まれ、神を軽んじる結果となるということです。そして、その神から離れるということが罪であるのです。

私たちの主イエス様は、「時は満ち、神の国は近づいた。悔い改めて、福音を信じなさい。」と告げます。「エデンの園のような神の支配が近づいている。神に立ち返って、アダムとエバが犯し、私たちの肉体にまとわりつく罪を帳消しにしてくださる福音(良き知らせ:恵み中の恵み)を信じ、その福音にあずかりなさい、とおっしゃるのです。

造り主である、まことの神のご支配の中でこそ、神との関係の中で生きることにおいてこそ、つまりは、エデンの園のような関係の中でこそ、人は本当の自由を生きることが出来るのです。罪に支配され、神とも、隣人との関係も破れてしまった人間に、神は御自分の御子イエスを遣わして下さいました。そして、「神の国は近づいた。神こそがまことの支配者だ。救いの約束の時が来て、神の支配が来るのだから、あなたたちは、悔い改めて、神のもとに帰ってきなさい。神がまことの支配者であることを受け入れなさい。神の福音を信じなさい。あなたの王は、あなたではなく、神である。この方に自分を明け渡し、受け入れなさい」そのように、主イエスは宣べ伝えられたのです。

お祈りします。

★賛美: 『Above All』

★主のいのり

天にまします我らの父よ

ねがわくは、御名をあがめさせたまえ

御国を来たらせたえ

御心の天になるごとく

地になさせたまえ

我らの日用の糧(かて)を、今日も与えたまえ

我らに罪をおかす者を、我らがゆるすごとく

我らの罪をもゆるしたまえ

我らをこころみにあわせず

悪より救いだしたまえ

国とちからと栄えとは

限りなくなんじのものなればなり

アーメン。

★祝祷

交わりと祈りの時

祈りの導き

小阪地域の方が一人でも多くイエス様を知り、受け入れることができますように。

災害にあわれた方の心の痛みが癒されますように。

ひとりで辛い思いをしている人々に寄り添う方が与えられますように。

ひとりひとりのクリスチャンが喜びをもって主の証人としてたてられますように。

すべての礼拝や集会を通して、主の栄光が現れ、主が喜ばれますように。

次回礼拝予定

12月29日7:00~7:30 マルコの福音書1章14-15節

ぶどうの木キリスト教会 小阪チャペル

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